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「_____よし、お前ら2人ペア組め！」
今日の体育は駅伝競走の大会に向けての練習だ。
いつもは、"決まった"チームとバトンパスの練習などを行うが、今回は違う。
2人ペアを組み、1人が走っている間、もう1人が走っている人のタイムを記録する。
つまり、自分の実力を理解する時間だ。
渡部がこの日を選んだのは、
_______悪趣味な野郎だ。
そう、呑気に考えながらもふと背後から声がした。
「あ…あの、」
微かに震え、でも、何処か弾んでいるような高い声。
私はこの声を知っている。
_____________八崎
サーと血の気が引く感覚があった。その割にはいつもより、一層ドクンッ！ドクンッ！と胸がうるさい。背中や顔、至る所に突き刺さる皆んなの視線。
________ドクンッ！
視界の隅に映った_________……
アイツが。
「……」
無言で腕を組みながら佇み、私を見つめた。
渡部…
渡部は口をパクパクと動かせた。
"こ ろ す"
ズンッ！と一気に体に圧がかかるのを感じた。
たったの3文字でこんなに恐怖を感じたのは初めてだ。これが、弱肉強食の世界。
ドクンッ！というより、ドクドクと言う方が良いのか、さっきよりもうるさく、さっきよりも早い音。
いつの間にか、息が荒くなっていた。
「あ…あの…一緒に」
再度、八崎が話しかけてきた。
小さく深呼吸をし、私は_________
______「ねぇ、一緒にペア組も」
近くにいた、女の子に声をかけた。
「うん、いいよ！」
そう言う、女の子と一緒に八崎がいた方向とは真反対の方向…前へと足を運んだ。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、
そう心の奥底で謝罪しながら私は"罪悪感"という足枷をつけながら歩いた。
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柳(プロフ) - 暇人で眠人さん» ありがとうございますぅ((ﾋｿｯ (2020年4月17日 20時) (
レス) id: 1a02a166b9 (このIDを非表示/違反報告)
暇人で眠人 - 柳さん» コメントありがとうございます！少しでも勇気を貰えたなら良かったです！！！これからも更新頑張ります！（（…作品読みましたよ！ﾋｿｯ (2020年4月17日 14時) (レス) id: 9109519033 (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - ｢頑張ったな｣で思わず泣いてしまいました…。この作品から勇気を貰いました、ありがとうございます！！これからも頑張ってください！！ (2020年4月6日 11時) (レス) id: 1a02a166b9 (このIDを非表示/違反報告)
暇人で眠人 - 星猫さん» えーと…ここに書くと結構長くなるので、あえて何がとかは細かく言いませんが…バトル系、ギャグ、エッセイ、ラブコメ、SF、などの範囲は人並みに知ってます。でも、あまりクラシックや医学系、スポーツは知りませんね… (2020年3月31日 22時) (レス) id: 9109519033 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年3月29日 23時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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