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海「あ♪しのぶ〜♪元気にしていましたか〜?」
その綺麗に澄んだ緑の瞳をしのぶに向けて微笑む海。
血まみれでなければ、誰もが心を撃ち抜かれたであろうその笑みは、しっかりと、しのぶにむけられていた。
昴「ほら、彼氏様様がお呼びだよ?
海さーん!!オレタオル持って来るから!!おとなしく縁側に座っててくださいねー!!」
そういって、スタスタとその場を昴が去り、二人だけになる。
しのぶside
とりあえず私は、縁側に腰かけた海さんへと近寄った。
「う、海さん!!大丈夫、なんですか…?」
海「はい♪怖がらせてすみません……」シュン
突然のシュン、としたギャップにキュンッと、胸が高鳴った。
初めて見ました、そんな表情……
海「ふふ♪やっぱりしのぶは可愛いです♪」
「!?きゅ、急になんですかっ……///」
海「♪声に出すことって、大事ですから♪
しのぶも、僕に言いたいことがあるんじゃないですか?」
「っ、、、」
海「甘えることも、甘やかすことも、これは、恋人同士の特権であり、
けっしてダメなことではないと、
僕は思います♪
逆に、甘えられたら僕、とってもうれしいです♪」
「……………」
姉を失った私には、
甘えることを許してくれる人が、いつの間にかいなくなっていた。
姉に毎日甘えていた私にとって、
それは、とても辛く、
心身共に苦しめました。
それを、この人は見透かしているのでしょうか。
海「しのぶ」
私の名を呼ぶ声は、
何故か、姉と重ねてしまうくらいに優しかった。
握ってくれている手は、
冷たいはずなのに、どこか暖かかった。
私を見つめるその瞳には、
少しの心配と、たくさんの優しさの色が見えた。
わかっていました。
私が海さんを訪ねたのは、
なにかを、期待していたのだと。
今の私を、
救ってくれると、
「っ、海さん、冷たいですね、」
海「………!、はい♪とっても寒いです♪」
海さんが私を誘導しているかのように、次の言葉が口から勝手にもれた。
「海さん、体温を上げるには、
人肌が一番らしいですよ。だから、」
だから、
「ハグ、しても?」
海「ふふ♪もちろん!!」ギュッ
私には、ここまでが限界らしいです。
顔が熱い、、。
あぁ、ハグって…………
「((こんなに、泣いてしまうほど優しいものでしたっけ………))」
〜寒いですね、〜 甘
END
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しのぶちゃんの口調がぁぁぁぁぁぁぁ
わかんないィィィィィィィィ
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printemps(プランタン)(プロフ) - え!?海さんなにあった!? (2020年8月21日 18時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:義楽零志 | 作成日時:2020年8月16日 22時