夢主が鬼化したら ページ5
そら?????。゜様リクエスト。ありがとうございます！
・
○目が覚めると彼と彼の妹である貴女は見知らぬ洋館の中にいた。気味が悪い猿の人形を兄に気付かれずに拾うのですが何故か言うのを憚られて、午前3時の鐘が鳴り響きます…。
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「…？」
→ボォンと鐘の音。
それは地響きの音にも獰猛な動物の唸り声にも聞こえて彼は何故か鳥肌の立っている腕を軽くさすります。
「嫌な予感がする、な…！？」
ふと隣を見ると蛇のようにうねうねと絡みつく黒いナニカが貴女に纏わり付き、貴女は悶え苦しんでいた所でした。
「A…！！」
彼は黒いナニカを取ろうとしますが抵抗なんて無駄だと嘲笑うかのように取ろうとすればするほど貴女は呻き声をあげるでしょう。
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「大丈夫や、俺が守ったる」
→震える貴女に彼は笑いかけます。
しかしおかしい。その震えは尋常じゃないのだ。歯がカチカチと鳴って、呼吸の数は多く、膝がガクガクと笑う。
「っ！？大丈夫か、気分悪いか！！？」
立っていられなくなって地面に伏せる貴女を見て深刻な事態だと彼は認識します。頭を両手で押さえている貴女の背中を優しく撫でる。
「…ソレどないしたん…？」
彼は貴女のナニカを見て問いかけます。彼は一体何を見たのでしょうか。震えていた口から覗く鋭い牙？赤黒い双眸？押さえていた手からはみ出た鬼のツノ？
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「A、なんか隠し持っとるやろ」
→勘が鋭い彼。
何年も一緒にいる貴女となればそれは些細な隠し事さえも出来ない。ポケットに入れた猿の人形がやけに重い。
「…ま、ええわ」
その時は大して重要なことではないと判断し、彼は館の探索を続けます。ポケットに入れた筈の猿の人形は姿かたちを変えて貴女の姿をも変えてしまう。
「は……」
貴女の足音がしなくて後ろを振り返ると貴女だった者が刀を構えて立ち尽くしている。彼は後に後悔する、何故あの時に追及をしなかったのか、と。
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「怖い…早く出たい……」
→怖がりの兄妹。
2人して怖い怖い言いながら探索をしているのですが室内にも関わらず風が起こります。気持ち悪い風が、貴女を中心として。
「…、っ！」
風が止んだと思った途端に灯りを反射させて光る何かが彼に突進して、彼は咄嗟に自身の刀でそれを受け止めます。
「ど…っしたの、！」
ガキン、と金属と金属が弾け合う音。変わり果てた貴女の手に握られていた光を反射する物は古びた刀で明らかな殺意が物語っています。
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ふうあ - は〜い！勉強中にこっそり見てます、、 (7月31日 9時) (
レス) id: 11f7a1268b (このIDを非表示/違反報告)
しおんちゃぬ 旧アカ - まだ見てるひとー！ (7月29日 19時) (レス) id: 201953d074 (このIDを非表示/違反報告)
青年A - そら?????｡ﾟさん» いえいえ、こちらこそリクエストありがとうございました！ (2020年11月8日 8時) (レス) id: 071d1f2325 (このIDを非表示/違反報告)
そら?????｡ﾟ(プロフ) - 遅れました！ごめんなさい！最高すぎませんか！？好きです有難うございます！！！ (2020年10月9日 21時) (レス) id: d14360f31e (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 返信ありがとうございます！更新してくれるだけでありがたいんで体調崩さんように気をつけてください！！ (2020年9月25日 20時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
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