情報喫茶バー【文スト】

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24時を回った。




夜も遅いので店の中にお客様は一人しかいない。




中「すーぴー…すーぴー…」




先刻、中原さんの部下に連絡をしたのでそろそろ来る頃だろう。




それにしても……




何故お酒が弱いのにこんなに呑むのだろう…。




机の上に転がる缶や、コップを見て思う。




まぁ、それ程お酒が大好きなんだな。




そんな事を思っていると、カランカランと音をたてて扉が開いた。




『あ、広津…さん。




いつもすみません…。』




彼の部下である広津柳浪。




ポートマフィア武闘組織「黒蜥蜴」の百人長。




広「否、こちらこそ何時も御迷惑を…。




お会計は之で。お釣りは結構。」




『何時もありがとうございます…。




お気を付けて。』




広津さんは中原さんを抱えると引きずるように運んでいった。




よし、片付けをするか。









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〜〜〜〜〜〜〜〜








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『んー！』




お店の片付けも終わり、25時近く。




まだ閉店していないが、流石にもうお客様は来ないだろう。




だが、もしもの事があるので看板はopenにしたまま帰る準備をする。




帰る準備と言っても荷物を持つだけだけどね。




荷物を持ち、25時になったところでcloseにし、お店の電気を消す。




そして




『異能力“砂の女”』




異能力を発動させる。




気付いたら家の玄関。




瞬間移動の異能は実に便利だ。

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