【ハイキュー】えんきょりれんあい【宮侑】

じゅうよん ページ16

翌日 昼休み





「ねーねー、A！
昨日、青葉城西と練習試合だったんでしょ！
及川さんどうだった！？」




『どうって……うーん……』




青城との練習試合の翌日の昼休み。
何時ものメンバーとお昼ご飯を食べている途中、
隣にいた進学クラスの中ではかなりおちゃらけているあずちゃんが及川さんのことについて聞いてきた。




「喋った？喋った？」




『まぁ…チョット？』




「えぇー！？いいなー！！」




あずちゃんは立ち上がって私の肩を両手で掴み、ゆさゆさと揺らしてくる。




『うぇ〜、あずちゃ〜ん』




「あずってなんでそんな他校の人知ってるんだか……」




そう言ったのはそのまた隣にいたみおちゃん。




「えー、逆になんで知らないの〜！」




“他校の彼氏って憧れるし！”




と言うあずちゃん。




憧れるって……。




「まぁ、そこがあずらしいよ」



『そうだね、そうじゃないとあずちゃんじゃないね』





「ちょっと、変な言い方やめてよね！！」




あはははと笑う。




「A、標準語になったよね。
1年前は、なんや！とか、言ってへん！って関西弁ばりばりだったのに」



『そう？でもたまに出ちゃうよ？
びっくりしたときとか…？』



「そうかな？でも、最近Aの関西弁全然聞いてないわ」



『うそやー！(笑)』





そんなに、標準語になってきたっけ？


でも、侑と電話で喋るときは自然と関西弁になるんやけどなぁ…

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