【ハイキュー】えんきょりれんあい【宮侑】

じゅういち ページ13

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武「はああぁ〜…

………………すんごい」





すこんと口をあんぐりあけたまま、椅子になだれ落ちる武ちゃん。



そっか、武ちゃんは日向くんと影山くんの速攻見るの初めてだったか。

・・・それはびっくりするわ。





「「お願いしアース！！」」




と先生にガバーッと挨拶する皆に先生はびっくりする。




菅原先輩から何か言われたあと、
“あっそっそうか！”
と言って話し始めた。




武「えーと…僕はまだバレーボールに関して素人だけど…
なにか、なにか凄いことが起こっているんだってことはわかったよ。

…新年度になって…凄い1年生が入ってきて…
でも一筋縄ではいかなくて……だけど、
澤村くんが言ってたこと、その時はわからなかったけど、今日わかった気がする。

バラバラだったらなんてことない一人と一人が出会うことで化学変化を起こす。

今、この瞬間もどこかで世界を変えるような出会いが生まれていて、それは遠い遠い国のどこかかもしれない。地球の裏側かもしれない。

もしかしたら、東の小さな島国の、北の片田舎のごく普通の高校の、ごく普通のバレーボール部かもしれない。

そんな出会いがここで…烏野出会ったんだと思った。
大袈裟とかオメデタイとか言われるかもしれない。でも、信じないよりはずっといい。

根拠なんかないけど、きっと、これから、君らは強く、強くなるんだな」





「「…………」」





武「ごめんっ！
ちょっとポエミーだった！？引いた！？」




澤「いやいやいやそんなことないです！！」




「「アザース！！」」







・・・先生、





私、感動した。

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