Sixty 海Side ページ19
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海「いやだなぁ〜先輩方。
そんな怖い顔してどうしたんですか？」
風「とぼけるな！！
全部わかってるんだ！！
お前が如月Aを逃したことを！！」
早朝。
仕事をしている途中に呼び出された。
用件はすぐに分かった。
A先輩を取調室から出したこと。
風「如月Aはどこだ！！！」
どこって言われてもねぇ…
海「僕が知っていると思いますか？」
降「……出したことは認めるんだな？」
海「だーかーらー！知りませんって！」
降「黙れ！！お前が鍵を持っていくところを見たやつがいるんだ！！」
風「降谷さん！！」
降谷さんが僕の胸ぐらをつかむ。
海「ははっ…。
もし、僕が如月さんの協力者って言ったら…
どうなりますか？」
降「！？」
風「……ただじゃ済まないだろうな。
凶悪犯罪組織の協力者だからな」
そう、凶悪犯罪組織の協力者。
海「ではなく、彼女が僕達のように国を守る人だとしたら？
そして僕はその協力者。
だとしたらどうしますか？」
風「！？どういうことだ！！」
海「さあ？
あー、僕裏の理事官に渡さないといけないものがあるんですけどー…」
封筒をヒラヒラとさせる。
海「この書類、結構大事なんですよねー。
もうすぐ届けると言ってしまったんですよねー。
ここから出られないのであれば、先輩方誰か行っていただければ……」
降「僕が行く」
降谷さんが即答する。
そんなにこの中が気になるのか。
海「ありがとうございます」
降谷さんに資料を渡す。
降「風見、頼んだぞ」
風「はい…！！」
降谷さんが出ていこうとする。
海「あ、降谷さん。
封筒の中、見ないでくださいね？
見たら、貴方でも消されるかもしれませんから」
マジな顔をで言うと皆さん目を見開く。
まぁ、嘘だけど。
どっちかというと僕が消されるのかな？
ねぇ、A先輩？
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作者名：茎わかめ | 作成日時：2018年9月17日 18時
