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「お前はいいよな、」
わけも分からずオーディションに受かり、
凄い人たちに混じって、ジャニーズに紛れた一般人と呼ばれることもある
なんとなくアイドルをやれてきた自分と違って。
絶対に自分からは前に出ようとしないけど、
“存在”だけで人を引きつける魅力のある人。
一挙一動で人の目を奪う力のある人。
舞台に立ったら、別人のように取り巻く空気を変える人。
カメラの前では、躊躇なく感情を爆発させる人。
「何やっても完璧で。ずりぃよ」
上手くいかなくて、悔しくて、情けなくて、
良くない感情で中身が溢れかえりそうになった時。
多分、彼は覚えていないけど
夜、他のJrも帰ったレッスン室で、
唐突に吐き出してしまった一言にも、
直ぐに怒ることも、萎縮することもせず、
ただ一瞥くれて、鏡越しに目が合った。
「今の状態で舞台に立てる？
Aは立てないよ。
天才じゃないよ。めちゃくちゃ怖いから、練習してる。
最初から凄いわけじゃない。
本番までに、完璧にする。
それは、当たり前でしょ？」
汗だくの、心を見透かされそうな、鋭く強い、射抜くような目。
「Aは優吾くんが羨ましいよ
"いるだけでいい"ってさ、
優吾くん”自身”を周りの人はちゃんと見てくれてて、必要としてもらえるってことでしょ？
自分なんかって思うのは、違うよ、
高地くんは、間違いなく凄いよ。
自分がそう思えなくても。」
大人気なく、荒げてしまった語調にも何も言わず、ただ頷いて、それだけしか言わなかった。
こちらを見つめた彼の目はめちゃくちゃの真っすぐで、何故だか優しくて、
ぐるぐる考えて煮えたぎってたことも、入りすぎていた力もフッと抜けた。
あ、一生たっても適わないって気づいた。
努力する天才に、適うわけない。
はじめから、張り合ったり、卑下したり、戦う必要もなかったんだってことも。
SixTONESは、間違いなく、その目に惹かれた。
ライバルとしては全員に惨敗するけど、
仲間なら、きっと俺らは最強だと確信してる。
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さとみ(プロフ) - 続きが気になります！パスを教えて頂きたいです。 (2023年4月19日 3時) (
レス) @page44 id: dc53ed0d61 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 何度も楽しく読ませていただいてます!よろしければパスワードを教えていただきたいです！宜しくお願いします！ (2022年9月11日 11時) (レス) id: 5e18e69194 (このIDを非表示/違反報告)
そよん(プロフ) - よろしければパスワードを教えてください！とても面白くて読んでいてとても楽しいです！よろしくお願いします (2022年9月3日 15時) (レス) id: 04f1e702a9 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます！もし良ければ、パスワードを、教えていただきたいです。よろしくお願いします。 (2020年12月1日 9時) (レス) id: 8752f9be26 (このIDを非表示/違反報告)
Haruka - パスワードを教えてください！お願いします (2020年8月25日 0時) (レス) id: 2f0f0a00b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆこ | 作成日時：2020年5月30日 12時
