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ー019ー ページ19
時間は過ぎ去り、あっという間にヴァースへ行く日になってしまった
今思えば、もっと話したかった人もいる
伊奈帆さんのお姉さんとも話したかったな
貴女「伊奈帆さん、あの時、助けてくれてありがとうございました」
伊奈帆「別に」
貴女「怒って、ます？」
シャトルの搭乗口付近で伊奈帆さんとお話をする
伊奈帆さん、今日は不機嫌なんだ
どうしてだろう
中から呼ぶ声が聞こえる
貴女「あ、行かなきゃ」
伊奈帆「A…さん」
伊奈帆さんの顔をしっかり見上げて
言いたかったことを言う
貴女「伊奈帆さん、私は好きでした、貴方が。会ったときから」
ずっとその気持ちをねじふせてきたけど
もう無理だ
貴女「でも、私には貴方を幸せにできない。私じゃ出来ない。だから」
さよなら
貴女「どうか、お元気で」
大好きでした
これからまでも
これからも
ずっと
青い星は
私に恋を教えてくれた
人を愛する、ということを教えてくれた
私の生きる価値を教えてくれた
だから、平和の光が
だれの心にも、届きますように
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作者名：あんな | 作成日時：2015年8月13日 19時
