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ー02ー ページ2

伊奈帆side


地球に残るヴァース帝国の残党との争闘をしている時に彼女を見つけた

他の兵士とは違い軍服を来ていなかった

ヴァース帝国の物と思われる洋服と金色の髪が一際、戦場で目立っていた

だが、彼女は血まみれだった


連合軍側は急所を外して銃を撃っているからヴァース帝国側が撃った事は明らかだった

彼女をそっと抱える


伊奈帆「大丈夫、安心していい。だけど眠ってはダメだ」

貴女「……げほっ!ーっ、ど、し…て……」


君に死なれたら困るから


伊奈帆「喋ってもいけない。君に罪はないのだから。死んではいけない」


貴女「……わ、たし、は、げほっげほっ!」

伊奈帆「喋るな!」

貴女「はぁっ……生ま…ては…なら……っかた、から ゲホッ」


足早に救護班がいる所に向かう


貴女「おね…が……こ、ろ…て?」


そんな彼女の願いは聞き入れず

僕は黙って足を進める


伊奈帆「君は、生きなくてはいけない。それが彼女の願いだから」


君の、姉さんのね

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作者名:あんな | 作成日時:2015年8月13日 19時

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