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伊奈帆side
地球に残るヴァース帝国の残党との争闘をしている時に彼女を見つけた
他の兵士とは違い軍服を来ていなかった
ヴァース帝国の物と思われる洋服と金色の髪が一際、戦場で目立っていた
だが、彼女は血まみれだった
連合軍側は急所を外して銃を撃っているからヴァース帝国側が撃った事は明らかだった
彼女をそっと抱える
伊奈帆「大丈夫、安心していい。だけど眠ってはダメだ」
貴女「……げほっ!ーっ、ど、し…て……」
君に死なれたら困るから
伊奈帆「喋ってもいけない。君に罪はないのだから。死んではいけない」
貴女「……わ、たし、は、げほっげほっ!」
伊奈帆「喋るな!」
貴女「はぁっ……生ま…ては…なら……っかた、から ゲホッ」
足早に救護班がいる所に向かう
貴女「おね…が……こ、ろ…て?」
そんな彼女の願いは聞き入れず
僕は黙って足を進める
伊奈帆「君は、生きなくてはいけない。それが彼女の願いだから」
君の、姉さんのね
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作者名:あんな | 作成日時:2015年8月13日 19時