双子だなんて知らずに君は恋をする【黄】 stxxx

はちみつサイダー ページ32

青 side


なんだかフワ〜としてきて顔の奥から熱くなってきた気がする…。


あと、心臓が苦しい。


そんな感覚を誤魔化し塗りつぶすように、口の中をお米でいっぱいにした。



青｢……ﾓｸﾞﾓｸﾞｯ…ｯ!?……



…ｯｸﾞ…ごホッ…ｺﾞ!!…ン！ｯﾝ!｣


あ、むせちゃった。


橙｢…ちょっ(笑)…何むせとんの。ころん。｣


青｢ちょ！！…ｳﾞ…み゛ずぅ゛…はや、ｸﾞ!｣


『！！…水ですか…？はい、どうぞ。』


ｶｧｧｧｧｧ…////



呆れたようなAちゃんの顔を見てなんだか恥ずかしくなってきた。


そんな彼女が持っていたのはさっきまで本人が口にしていたコップ(水入り)だった。


『ほら、飲んでくださいよ。』


多少ボーッとしたが、
喉が痛くなってきたので咄嗟にそれを掴みグッ！ッと
一気飲みする。



青｢…ｯ!はぁ…ありがとう。｣


感謝を伝え落ち着いてため息をつく。


『…ふっ、大丈夫ですか？』


青｢おっお陰様で……はは。｣


『そうですか…。』



ニコッ,と微笑むキラキラした笑顔はとても心臓に悪い。



柄じゃないけど……











はちみつサイダーみたい…。





恋 …かな





あはは…。

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