双子だなんて知らずに君は恋をする【黄】 stxxx

青い水 ページ26

A side


ふぅー。


あんな話聞いちゃって…これからどうやって接してけばいいんだろ。


なんか気まづいなぁ。


まぁいいや、部屋に行こう。



そう思い私は2階への階段を登っていた。



あ、……。



その時、そんな呟きが聞こえたような気がした。


気のせい…？



その数秒後、肩を叩かれた。


あっやっぱり誰か居たんだ。


誰だろう。と思い後ろを振り向く。



そしてそこにいたのは


青｢…A…さん。｣


青柳さんだった。


ここに引っ越してきてからあまり関わりは無い方の人だったので声をかけられたのは意外だった。


『どうしました？』


青｢……Aさんってさ。るぅと君と仲良いよね。｣


話しかけられた上に内容も意外なので頭にはてなマークが浮かぶ。


なにを話したいんだろう。


ここからは予想もつかないような話だった。





青｢るぅと君が記憶喪失なのは知ってる…？｣



─── はい。



青｢記憶喪失になった理由は…知ってる？｣




─── はい。 交通事故…ですよね。







青｢それがね。｣












違うんだ。

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