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氷をいれる瞬間 ページ25

A side


お兄ちゃんとさとみさんの話を盗み聞きしてから15分程の時間が経った。


部屋に入り、荷物を置く。


お兄ちゃんのことは今はあまり考えないようにした。


恋をされても



思い出してくれなくても



……。あんなことが起こっても


彼にとって私は赤の他人……。


ならば私もそれに従おう。


考えなければ辛くはない。


そんなことを考えながら 制服を脱いで私服に着替える。


いちごのロゴがはいっている黄色のTシャツ


やっぱりこれが1番着心地が良い


着やすいのもそうだが服のデザインが思い出深かいのもそうだった。


黄色はいわば私とあの人の色

いちごは私とあの人の好きな食べ物



あぁ…。ダメだ


どうしても考えてしまう。


お兄ちゃんのことを…。


涙が出てきてベッドにもたれかかる。


その感触は冷たかった。


今の私の心のように。


『フーゥゥ、……』



空気を吸う。


そして、



『フゥー、……』


吐く。


それを何回か繰り返した。



気を取り直し、制服を畳んでハンガーにかける。





夜ご飯の準備をしにリビングに戻ろう。


そう思った。




先程あの人に言われた言葉を思い出しながら……。








そう…この家に居るお兄ちゃんのお友達に




ね。

青い水→←告白の仕方



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カフェ.モカ(プロフ) - 流莎さん» 頑張ります! (2022年7月10日 17時) (レス) @page50 id: cc68a867fa (このIDを非表示/違反報告)
流莎 - カフェ.モカさん» 優し(元優華です。)これからも、更新などなど頑張ってください! (2022年7月4日 6時) (レス) id: d2c652474f (このIDを非表示/違反報告)
カフェ.モカ(プロフ) - 優華さん» いえいえ、全然大丈夫ですよ〜 (2022年7月3日 10時) (レス) id: cc68a867fa (このIDを非表示/違反報告)
優華 - カフェ.モカさん» 色々、迷惑かけちゃってごめんなさい! (2022年6月22日 18時) (レス) id: d2c652474f (このIDを非表示/違反報告)
カフェ.モカ(プロフ) - 優華さん» それは良かったです (2022年6月21日 21時) (レス) id: cc68a867fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カフェ.モカ | 作成日時:2022年3月6日 17時

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