３つの夢 (ページ10) - 小説/夢小説

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ケーキページ10

カノン「僕に喧嘩を売ったこと後悔するんだね・・・」

サンジ「海でコックに逆らうことは自殺に等しい行為だということをよく覚えておけ・・食いもんを粗末にするんじゃねぇよ・・」

カノンちゃんはそう言うと、画材道具を持って外に出てしまった・・・

俺が海賊にメシを持っていくとそこにはカノンちゃんもいた

コト

サンジ「食え・・・」

カノン「よかったね・・・(ニコ」

俺は、なぜか彼女がこいつに笑顔を向けたことがクソ腹がたった・・・

サンジ「カノンちゃん、なんでこんなところにいるんだ？」

カノン「これ、サンジさんに渡そうと思って、」

カノンちゃんはそう言うと俺に一枚の絵を渡した・・・うめえ、あの短時間で描いたとは思えねえ絵だった

サンジ「これ・・・」

カノン「さっきのチョコケーキ、ほんとは本物見ながら描こうと思ったんだけど、ぐちゃぐちゃにされちゃったから、あの場にいるとあれに目が行って描けそうにないからここにいたの・・ケーキごめんなさい」

サンジ「そんなこといいんだよ、これありがとな」

カノン「きっと、描いてってさっき言おうとしていたんだろうと思って・・・ほんとうにごめんなさい、僕があいつに正体ばれなければケーキぐちゃぐちゃにされなかったのに・・・」

サンジ「そんなこたーねえ、それにしてもビビったぜぇ、あんなに雰囲気変わるなんて・・・」

カノン「そうかな？」

「も・・もしかして、あんた赤メッシュのカノンかい？」

サンジ「さっきからその赤メッシュってなんだ？」

「この人の異名ですよ、黒髪の中にある赤いメッシュ、それは海軍少佐であるカノンが潰してきた数々の海賊たちの血だとかなんだとか・・・」

カノン「まぁ、そんな感じ・・・まぁ、もう海軍もやめたけど・・」

「風の噂じゃ、情報をすべてもって、科学者と歌手とともに逃げたとか・・・」

カノン「まぁ、半分正解、赤メッシュは違うよ？これは僕の趣味、血でもなんでもないさ」

サンジ「じゃぁ、カノンちゃんもしかして・・・賞金首なのか？」

カノン「まぁ、そんなかんじだよ、海軍に通報するならしてもいいよ？」

サンジ「そんなことするわけねえだろ・・なんならここにずっといろ！！」

カノン「え？」

サンジ「い・・・いや、その、なんでもねえ・・」

カノン「まぁ、いいけど、サンジさん、もう一回チョコケーキお願いします、食べたくなっちゃた」