【スラムダンク】流川と並ぶ一年生エース[男主]3 (ページ11)

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Ｃランクページ11

そして、三日後。

ゴオッ

俺達、湘北は、現在新幹線の中。
だが、既に波乱の時間だった。

「なっ、なんじゃこりゃあ！！」
赤木先輩が、叫ぶ。

「あ…スイマセン」
睨まれたので、木暮先輩は乗客に謝った。

「おいおいおい、シャレになんねーぞ！マジかよ…！！」
中学で経験のある三井先輩までもが驚きの声を上げた。

それもそのはず、対戦表には二回戦目で山王工業と、当たることになっている。

そして、山王に勝ったとして、3回戦目は去年ベスト4の愛和学院だ。

「山王工業に愛和学院…！こりゃあとんでもない激戦ブロックに入っちまったな…！！」
木暮先輩が、そう言ったところで、

ガシッ

誰かが、木暮先輩の肩に腕を回した。

「うっ…！？」
「乗車券、見せてや」

その人は、乗車券を見て、

「新横浜－広島…山王やら愛和やら言うとったな、お前。あんな言い方したらあかんで。この辺のお客さん、豊玉は雑魚なんや思てしまうやろ？」

木暮先輩が、首を絞められそうになっているところで、俺は目を覚ました。

……………？
騒がしいな、と思ったら、いつの間にか木暮先輩が絞められている。

「ちょ…木暮先輩に何してんですか；」
その人の、木暮先輩を絞めている手を振りほどき、警戒心を抱く。

誰だ…と思いきや、

「なんや、やる気か？」
と、その人は言う。

「豊玉か…？」
スッと立ち上がった赤木先輩。

「おいコラやめんか、岸本ーっ！！何をやっとる！！」
と、その時、相手の監督らしき人が走ってきた。

「ち…」

豊玉の岸本というらしい人は、小さく舌打ちをした。

「バーカ、てめーらなんか眼中にねーんだよ」
「身の程を知れや、雑魚が！その本、見てみいボケ！！」

宮城先輩の言葉に、また騒ぐ、岸本という人。

全員で覗き込むと、
総合評価は、豊玉がＡ。

そして、湘北はＣだった。

コメント欄には、
好センター④赤木がチームの大黒柱。番狂わせを演じられるか！？目指すは緒戦突破だ！！
と、だけ。

「全くおめでたいやつらやで、山王とやる気や！」

その瞬間、

ドッ

いきなり、岸本さんが転んだ。
いや、正確に言うと、桜木が足を引っ掛けた。

ガシッ

「コラァ！！」
「ん？」

桜木の頭を掴む岸本さんに、桜木は何も無かったように接する。

「やめんか岸本！！」
なんとか相手監督が抑えたが、

「おいチョンマゲ」
「ああ！？」
「俺の頭掴んだこと忘れんなよ」

と、いう桜木の発言により、1回戦は喧嘩と化してしまいそうだった…