寝落ち通話してみた[random] ページ29
〈操真晴人〉
『晴人さんと電話してるといつの間にか寝ちゃうんですよね〜、声も心地良いし。』
「声が好きだって思ってくれてるなら俺たち相性いいかもね。」
電話越しに聞こえる彼の響く声に馬鹿にしないでと言いながら毛布に包まる。
「もうこんな時間か、Aちゃん寝る？」
『いや、今日はもう少し話していたいので私を起こして下さい』
「可愛い頼み事だけど眠いなら寝てもいいんだよ？」
私が晴人さんともっと話してたいんです、なんて少しちらつく眠気を吹き飛ばしそう零せばへぇ、と呟いた後軽く笑っていいよ、と応えてくれる。
布団の心地よい暖かさと優しく語りかけてくる彼の声にまたうつろうつろと意識を飛ばそうとした瞬間、
「好きだよ、Aちゃん」
と蜂蜜みたいな甘い声で呟かれた瞬間眠気が消えて鼓動が速まる。
『なっ、ちょ晴人さ…！？』
「今Aちゃん、顔真っ赤でしょ。」
『その言い方はずるくありませんか！？』
「ずるいも何も、起こして欲しいって言ったのはAちゃん、君だよ？」
「ほら、俺にAちゃんのお話聞かせてよ。」
〈駆紋戒斗〉
「よく喋るな、お前は。」
今日あった事、チーム内での出来事、学校の事。彼に話したい沢山の出来事をぺらぺらと喋っていると笑みを含んだ声が端末越しから聞こえる。
『もしかしてご迷惑でした…？』
なんて控えめに聞けば寝返りをうったのか布の擦れる音が聞こえた後、
「被害妄想をやめろ、誰もそんな事は言っていない。」
と突き放される。
『本当に優しいですよね、私のこんな長い話にも付き合ってくれて。』
「愚問だな、好きで話を聞いているのに優しいも何もないだろう。」
たまに挟んでくる彼の言葉は優しさが滲み溢れていて家は違えど声が聞けるだけで満足してしまう。
『戒斗さん…います？』
日付を跨ぎ徐々に意識が薄れていく中彼の名前を呼ぶ。
「どうした。」
『大好きです。』
面と向かっては中々言い出す事の出来ない感情を紡いでふっと意識が途切れる。
「、……タチが悪すぎだ全く」
好き勝手喋った挙句言い逃げとは、と呟いて「A」と軽く声をかければ心地よさそうな寝息が聞こえてきて表情が和らぐ。
「おやすみ。」
続く
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温泉卵 - 誤字あってすみません‼︎😭 (3月23日 0時) (
レス) id: cf3aefaeb6 (このIDを非表示/違反報告)
温泉卵 - こんにちは！コメント失礼します！いつも楽しく見させて頂いてます！リクエストしたいのですがウィザードで怪我してしまった。またいな感じお願いしたらしたいです。できたらお願いします！ (3月23日 0時) (レス) id: cf3aefaeb6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽに(プロフ) - るしゐさん» そういって頂けて恐縮です~т_тマイペースでやっていけたらと思いますのでこれからもどうぞよろしくお願い致します🤝🏻 ̖́- (2月21日 0時) (レス) id: 48bd687bc9 (このIDを非表示/違反報告)
るしゐ - バレンタイン反応集、とても素敵でした！！これからも更新頑張ってください✨ (2月15日 20時) (レス) id: 3376040ee3 (このIDを非表示/違反報告)
華沙音(プロフ) - ぽにさん» 全然大丈夫です！！楽しみに待ってます🫶🏻´- (1月18日 23時) (レス) id: 7586dfe39b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽに | 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2023年12月31日 17時
