WhiteDayは君がいい[Blade] ページ27
〈剣崎一真〉
「俺！？」
言った瞬間から顔を染めながらこちらを見つめてくる。
「困ったな…俺はもうとっくにAさんのものなのに。」
俺かぁ、なんて言いながら悩んでいる彼に『そんな考える事かな？』と笑みを零すと、ふとこちらに目線を移した彼に射抜かれて頬に手を添えられる。
「じゃあ俺が欲しい、その意味をどう汲み取って欲しいんです？」
え、と弁解する間もなく頬にある彼の手はするりと顎に添えられる。
「教えて下さいよ、俺分かりません。」
甘く響く彼の低音が耳元で囁かれ私は息を呑んだ。
〈橘朔也〉
「俺でいいなら幾らでも。」
目を見開いた後ふっと笑みを含んでそう言われる。
抱きしめてくださいって言えば抱きしめてくれるし撫でてくださいと言えば優しく頭を撫でてくれる。
言う事成す事全てやってくれるから心配になって
『あの…無理しなくてもいいんですよ？』と言えば、
「無理なんてものはしていない、Aが俺がいいと言ってくれたんだ。」
お前の要望を聞いて俺にとって悪い事は1つもないぞ、言い自分の事を愛おしげに見てくるものだから好きが溢れて此方が赤面不可避。
そんな私を見て彼は目尻を下げて優しく笑う。
「顔に出過ぎだ、俺も同じ気持ちだから安心しろ。」
〈相川始〉
欲しいと言われても、と言いたげな彼の困惑顔を見て『違うんです違うんです！』と言葉を投げる。
『始さんと一緒の時間を過ごしたいというか、なんというか…』
「時間……要望はあるのか？」
『全然、始さんと過ごせるなら何でもいいです。』
そう言葉を紡ぐと顔が柔らかくなりそうか、と呟き何かを考える目の前の彼。
「なら俺はこのままAと過ごしていたい。」
ハカランダで2人きり、珈琲と洋菓子を食べながら過ごす午後1時。
「この安らかな時間をAと過ごす事が好きだ。」
そう言いケーキを口に運び微笑む彼。その儚い姿に見蕩れてしまう。
「どうした、俺の1口食べたいのか？」
〈上城睦月〉
「そっ！？れはどういう意味ですか……？」
『わ、そんなに驚くこと？』
一緒にソファで寛いでいる時に言えば、声を裏返しバッと距離を取られる。
『顔真っ赤、どんな想像してるの睦月くん？』
「Aさん、俺で遊んでますね…？」
赤みが引かない頬に手を置きこちらを見つめる男子高校生に笑いが込み上げてきて私は彼に腕を伸ばす。
「やめてください、本当に勘違いしちゃいますから。」
勘違いされてもいいよと呟いた瞬間ぐ、と身体を押されてソファに押し倒される。
「俺忠告しましたよ、Aさん」
目の前にある彼の顔は何処と無く切なく見えて胸が跳ねる。
「今更待てなんて言わないでください。」
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温泉卵 - 誤字あってすみません‼︎😭 (3月23日 0時) (
レス) id: cf3aefaeb6 (このIDを非表示/違反報告)
温泉卵 - こんにちは！コメント失礼します！いつも楽しく見させて頂いてます！リクエストしたいのですがウィザードで怪我してしまった。またいな感じお願いしたらしたいです。できたらお願いします！ (3月23日 0時) (レス) id: cf3aefaeb6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽに(プロフ) - るしゐさん» そういって頂けて恐縮です~т_тマイペースでやっていけたらと思いますのでこれからもどうぞよろしくお願い致します🤝🏻 ̖́- (2月21日 0時) (レス) id: 48bd687bc9 (このIDを非表示/違反報告)
るしゐ - バレンタイン反応集、とても素敵でした！！これからも更新頑張ってください✨ (2月15日 20時) (レス) id: 3376040ee3 (このIDを非表示/違反報告)
華沙音(プロフ) - ぽにさん» 全然大丈夫です！！楽しみに待ってます🫶🏻´- (1月18日 23時) (レス) id: 7586dfe39b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽに | 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2023年12月31日 17時
