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〈相川始〉
｢バレンタイン…｣
そう呟いた後天音ちゃんがくれたことを思い出し大まかなバレンタインの意味を知る。
『貰うの初めてだったんですね、良かったです。』
｢あぁ。｣
食べてもいいかと視線を向けられこくりと頷く。
｢……美味い。Aは何でもできるんだな。｣
軽く微笑みながら咀嚼をする彼に褒めても何も出ませんよ、と笑いながら話しかける。
｢貰ってばかりでは申し訳ない、何か俺に要望などあるか？｣
『え、始さん。ホワイトデー知ってるんですか？』
ほわいとでい？と頭に疑問を浮かべる彼にあ、彼の優しさから出た言葉なんだ。と胸が温かくなり要望はありません、今日は始さんの為の日のようなものですから。と答える。
｢俺の為の日、か。それなら1ついいだろうか。｣
『……？はい！』
少し悩んだ素振りを見せてから私にそう投げかける。
｢今日1日、Aと過ごしていたい。｣
『もう夜ですよ……？』
｢嗚呼。｣
それでもいい、今夜時間を俺にくれないか。とこちらを見据えて話す彼に肯定の意で彼のコートの裾を掴んだ。
〈上城睦月〉
｢俺に！？ありがとうございます！！｣
渡すや否や分かりやすい程に笑顔になる彼に嬉しい、作りがいがあったよ、と言う。
｢Aさんの手作り…やべぇ俺食べたくない。｣
『食べて！？』
そう真剣に悩む年下にまた幾らでも作ってあげるから、と呟けば目をきらきらさせて約束ですよ？と言われる。
｢あ、そういえば俺も渡そうと思ってたんです。これ見た瞬間Aさんしか浮かばなくて｣
どうぞ。と、そう彼がポケットから出した小さな箱を受け取り開ける。
『わ、綺麗……リング？』
｢はい、最近俺が忙しくて会う機会が少なかったから少しでも寂しくないように〜って思って。｣
そう言って微笑みながら彼が右手薬指を見せる。
そこにはプレゼントされたリングと同じものが嵌められていた。
『バレンタインなのに睦月くんから貰っちゃった…』
｢いいじゃないですか、俺の気持ち。受け取って下さいよ。｣
何か告白みたいで照れますね、という彼に年上としての余裕を見せたかったがまさかのサプライズに顔がじわじわと熱くなるのを感じた。
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温泉卵 - 誤字あってすみません‼︎😭 (3月23日 0時) (
レス) id: cf3aefaeb6 (このIDを非表示/違反報告)
温泉卵 - こんにちは！コメント失礼します！いつも楽しく見させて頂いてます！リクエストしたいのですがウィザードで怪我してしまった。またいな感じお願いしたらしたいです。できたらお願いします！ (3月23日 0時) (レス) id: cf3aefaeb6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽに(プロフ) - るしゐさん» そういって頂けて恐縮です~т_тマイペースでやっていけたらと思いますのでこれからもどうぞよろしくお願い致します🤝🏻 ̖́- (2月21日 0時) (レス) id: 48bd687bc9 (このIDを非表示/違反報告)
るしゐ - バレンタイン反応集、とても素敵でした！！これからも更新頑張ってください✨ (2月15日 20時) (レス) id: 3376040ee3 (このIDを非表示/違反報告)
華沙音(プロフ) - ぽにさん» 全然大丈夫です！！楽しみに待ってます🫶🏻´- (1月18日 23時) (レス) id: 7586dfe39b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽに | 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2023年12月31日 17時
