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〈操真晴人〉

「姫のご帰還だな」
『連絡ぐらい寄越してよ』

走っていくとこちらに気づいて微笑んでくれる彼の肩を軽く小突く。
「今日は講義午前で終わるから〜なんて朝面影堂に寄り道した挙句コヨミにそう抜かしていったのはどこの誰だろうな」
『……私です』
久しぶりの午前終わりで浮いてつい、と思いながら見るとこちらの反応を見てニヤニヤしている彼が視界に入る。
『悪魔だ……』
「残念、俺は魔法使いだから。」
悪魔なんて呼ばれちゃ悲しいな、なんて笑いながら私の鞄を手に取り目線を合わせてくる。
「で、俺がここまで来たんだからこのまま一直線で帰る訳にも行かなくなったよね。」
『つまり……?』
「この後俺とランチデートしない?Aちゃん」
そう言いながら手を取るいつもの彼のペースに乗せられて首を縦に振る。
んじゃ決まりだな、と言った瞬間自分の身体がふわりと浮いて後部席に下ろされる。
『私は子供じゃないっての!!!』
「俺にとってはまだ可愛い学生さんだから。飛ばすよ、俺にしっかり掴まってて。」
可愛い、なんて単純な言葉に顔を赤くしながら彼の腰に腕を回した。




〈詩島剛〉

「Aちゃん外見て。」
放課後不意にかかってきた電話に出るなりそう言われて外に目を移すとライドマッハーに寄りかかって此方に手を振る彼と目が合う。
急いで学校を飛び出し彼の元へ。

『どうしてここに?私の学校に何か用があったの?』
「いや?俺が用あるのはAちゃん。」
今日も学校頑張ったな〜偉い偉いと頭を優しく撫でられるもここはまだ外。
帰宅している同級や上級生に見られては興味の眼差しが向けられている。
『ストップ!ストップです、剛ここまだ外!』
と呟いた瞬間、おっと悪いと言い頭に乗せられた手が離れていく。
『あ、それで私に何の用?剛が直々にお迎えだなんて…』
そう告げるとこちらを見てあ〜とあからさまに目を逸らす。
「用っつーか、なんだろ。急にAちゃんに会いてーって思ってたらもう向かっちゃってて」
格好つかないけどそれくらい好きなんだよな、とはにかみ笑顔で言われて段々と顔に熱が集まる。
『そっか、可愛いとこあるね。ありがとう』
「待って俺今結構恥ずかしい事言ったわ、早く帰ろうぜ」

そう言われた瞬間彼のジャケットが肩にかかり背をぽんと押される。
「ここ乗って?寒いと思うからそれ羽織っててな。」

そう言いエンジンをかける彼にありがとう呟きジャケット
の温もりを抱きしめながら後ろへ腰を下ろした。

・→←あれ、彼氏さんじゃない?[random]



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温泉卵 - 誤字あってすみません‼︎😭 (3月23日 0時) (レス) id: cf3aefaeb6 (このIDを非表示/違反報告)
温泉卵 - こんにちは!コメント失礼します!いつも楽しく見させて頂いてます!リクエストしたいのですがウィザードで怪我してしまった。またいな感じお願いしたらしたいです。できたらお願いします! (3月23日 0時) (レス) id: cf3aefaeb6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽに(プロフ) - るしゐさん» そういって頂けて恐縮です~т_тマイペースでやっていけたらと思いますのでこれからもどうぞよろしくお願い致します🤝🏻 ̖́- (2月21日 0時) (レス) id: 48bd687bc9 (このIDを非表示/違反報告)
るしゐ - バレンタイン反応集、とても素敵でした!!これからも更新頑張ってください✨ (2月15日 20時) (レス) id: 3376040ee3 (このIDを非表示/違反報告)
華沙音(プロフ) - ぽにさん» 全然大丈夫です!!楽しみに待ってます‪🫶🏻´- (1月18日 23時) (レス) id: 7586dfe39b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽに | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/  
作成日時:2023年12月31日 17時

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