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〈相川始〉
ハカランダの地下。2人きりの彼の部屋で抱きしめたいだなんて言えば彼は軽く微笑んで腕を広げてくれる。
「何かあったのか？」
上から降ってくる優しい声にどきりとしながら首を振る。
『始さんと出会えて私は幸せ者だな〜って思うんです。ほら、出会いは結構パンチ強めだったけれど話していくうちに貴方の優しさが大好きになっていって…………どうかしました？』
恥ずかしくて目も合わせられずにただ呟いていたら抱き締められる力が強くなるのに気づきふと上を見上げる。
そこには何かを堪えているような怒っているような、でも何処か優しさと柔らかさを含んだ目がこちらを見ていた。
｢A、教えてくれ｣
『ど、どうしたんですか！？何処か痛いんです？』
その一瞬、視界が暗転するほど強く抱きしめられて胸いっぱいに彼の香りを感じ顔に熱が集まる。
｢この苦しい気持ちは何だ。｣
Aを見ていると苦しい、けどお前には笑っていて欲しいんだ。と耳元で呟く彼が愛おしくてすぐ"それは私が愛しいんですよ。"と呟き返す。我ながら自意識過剰だ。そう思いながら彼の表情を見ようとした瞬間唇を軽く奪われる。
｢そうか、これが愛なんだな…。｣
そう微笑んで彼は私の顔に影を落とした。
〈上城睦月〉
『おいで睦月くん。』
｢そろそろ君付けやめてくれないすかAさん…｣
顔を赤くし少し不機嫌になりながらも大人しくこちらへ来て私に抱き締められる彼。
柔らかい髪の毛がぴこぴこと靡くのを上目に見ながら大きな背中に腕を回す。
『私、自分が思っている以上に睦月くんの事が好きかも。』
｢……俺の方が好きですよ。Aさんのこと。｣
『そう？なら私は君が思っている以上の好きをぶつけてやるんだから。まずはその優しさでしょ？甘さでしょ？人を守る正義感でしょ？それから〜』
つらつらと出てくる彼への言葉に自分でも驚きながら発言していく。
それからだなんて言っていくうちに抱き締められたままの彼が動き出して腕を解かれる。
『えっ、嫌だった…？』
抱きしめていた腕を解かれて拠り所を無くした私の腕は重力に逆らい下へ……は行かずぐ、と握られる。
｢嫌なわけないじゃないですか、俺はAさんの事なんて1度も幻滅した事は無いです。……ただ｣
『ただ……？』
そう口篭る彼に首を傾げていると距離を縮められて彼は放つ。
｢……あまり可愛い事言わないで下さい。俺今かなり限界に近いです。｣
熱を含んだ目がこちらを見据えてぞくりと身体が震える。
学生をあまり揶揄うものではないと決断した日だった。
彼シャツしてみた[Ex-eid]→←抱き締めて愛情を注いでみた[Blade]
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温泉卵 - 誤字あってすみません‼︎😭 (3月23日 0時) (
レス) id: cf3aefaeb6 (このIDを非表示/違反報告)
温泉卵 - こんにちは！コメント失礼します！いつも楽しく見させて頂いてます！リクエストしたいのですがウィザードで怪我してしまった。またいな感じお願いしたらしたいです。できたらお願いします！ (3月23日 0時) (レス) id: cf3aefaeb6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽに(プロフ) - るしゐさん» そういって頂けて恐縮です~т_тマイペースでやっていけたらと思いますのでこれからもどうぞよろしくお願い致します🤝🏻 ̖́- (2月21日 0時) (レス) id: 48bd687bc9 (このIDを非表示/違反報告)
るしゐ - バレンタイン反応集、とても素敵でした！！これからも更新頑張ってください✨ (2月15日 20時) (レス) id: 3376040ee3 (このIDを非表示/違反報告)
華沙音(プロフ) - ぽにさん» 全然大丈夫です！！楽しみに待ってます🫶🏻´- (1月18日 23時) (レス) id: 7586dfe39b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽに | 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2023年12月31日 17時
