28 ページ28
雅紀side
雅「あれ？ない…」
和「まーくん？もう移動しないと間に合わないよ？」
おっかしいな。
宿題やった後、ちゃんとカバンに入れたのに。
雅「宿題のノートが無いんだ」
和「え、やばいじゃん。
理科の先生、遅刻とか忘れ物には厳しいもんなぁ」
知らないうちに出しちゃったのかな？
雅「……いいや、行こ」
和「いいの？」
雅「うん。時間ないし、いつも忘れてるわけじゃないから
多分怒られないよ」
和「ならいいけど…」
理科の授業は櫻井先生じゃないし、理科室でやるから
モタモタしてたら、そっちで怒られちゃう。
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
理「宿題のノート集めまーす」
雅「先生、ノート忘れました…」
理「……中間は忘れたの今回で初めてか…。
ん、次からは気をつけるように」
雅「はい」
ふぅ…よかった。
授業終了後
雅「あれ！？ノートあるじゃん！！」
教室に帰って来たら普通に机の上にあるノート。
……何で？？
和「どっかで落としたんじゃないの？
どうする？今から出しに行く？」
雅「今日も理科の宿題あるから、ノート出したら返って
来ないかも…。
明日出す時に一緒に見てもらう」
たまにはこんな日もあるって軽く考えてたけど…。
でも………
----次の日----
雅「あれ〜？まただ…」
----その次の日----
雅「また〜？？もう何で…泣」
----その次の次の日----
理科がない日だって、
雅「はぁ…今度は漢字ノートか…」
和「……まーくん、これで4日連続だよ。
物の管理ができてないんじゃないの…？」
和に呆れられる始末。
----その次の次の次の日----
理「またか！？お前これで1週間連続だぞ！？」
雅「ごめんなさぃ……」
何で…何で…。
毎日、寝る前にも行く前にも確認してるのに…泣。
理「お前、やる気がないなら帰れ！」
雅「え、なんで…やっ」
理「嫌じゃないだろ！！
毎日毎日忘れ物されたらそう感じるわ！
はぁ…とりあえず座れ、授業始まんないから。
担任に保護者へ連絡入れて確認取ってもらう」
座る前に3人の様子が目に入ったんだけど、
葉「よしっ、やったな」
松「これでアイツも反省したんじゃない？」
宮「葉宮を説教させた罰だよ」
……どうやらあの人たちが犯人みたいで。
何とかしてやめさせる方法を考えないと。
俺の成績が無くなっちゃう…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 444人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
KK(プロフ) - 俺っさん» こちらこそ、読んでくださりありがとうございます。そう言っていただけると本当に嬉しいです！！ (2022年12月5日 16時) (
レス) @page42 id: 0ba4385f4b (このIDを非表示/違反報告)
俺っ(プロフ) - お疲れ様でした！！いつも更新楽しみにしておりました！ストーリーの作り方も本当に上手で感動しました！最後もすごい泣けるなぁ、と思いました！素敵な作品、有難う御座いました！！ (2022年12月5日 10時) (レス) @page43 id: 7656fd5c8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：KK | 作成日時：2022年10月14日 16時
