10 ページ10
雅紀side 次の日
…ん〜？今、何時だろ…？
雅「……！？8時！？遅刻じゃん！！」
おまけに、ここともくんの部屋だし！
何で起こしてくれなかったの！？
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
雅「ともくん！！学校！！遅刻！！」
智「危ないからバダバタせんとって。
今日は大事をとって学校はお休み」
雅「休み？何で？」
智「昨日頭打ったやろ？念のために病院行こうや。
着替えてきて」
え〜病院…？嫌だなぁ…。
淳「準備できた？」
雅「うん…え、淳太も行くの？」
淳「おん。何かあったらアカンからな」
ふ〜ん。
ま、いてもいなくても変わんないか。
in病院
雅「ここ大毅の病院？」
淳「ちゃうよ。大毅は内科やから。ここは小児科」
大毅のとこじゃないのか…。
智「今誰もおらへんから、もう診察できるって」
雅「痛いことしないかな…？」
だって点滴された時、すごく痛かったんだもん。
淳「さあ〜どうやろ？」
雅「…」
智「淳太！今怖がらせてどうするん！」
看「中間雅紀くん、こちらへどうぞ」
医「今日はどうされました？」
優しそうな若い先生。
だけど大毅がよかった…。
淳「昨日の夜に兄弟喧嘩なんかな？で押されてもうて
後頭部をぶつけちゃったんです。
で、見たらたんこぶができてて」
医「なるほど。ちょっと見せてね。
…あぁ結構強めにぶつけちゃったみたいですね。
雅紀くん、ここ以外に痛いところは？」
雅「…ない」
医「塗り薬塗っておきましょうか。
ごめんね、ちょっと痛いよ」
っ！！
雅「ふぇ…ん！泣…痛い！や！泣」
触ってほしくなくて頭動かしても、ともくんと淳太に
固定されてできないし！
ヒリヒリして痛い！！
医「終わったよ。
本当は冷やした方が治りが早いんですが…。
塗り薬処方しておきますね。
2週間経っても治らなかったらまた来て下さい」
淳、智「ありがとうございました」
雅「……」
俺はお礼言わない！痛いことされて機嫌悪いんだから！
医「はい、お大事にしてください」
in車の中 (運転は淳太)
智「雅紀くん、いい加減機嫌直してや」
雅「だって…淳太が変なこと言ったから…」
淳「ごめんって」
雅「いや！」
淳「…ならどっか外でご飯食べよ！それで許して！」
外食ってこと…？
智「よかったやん。何食べたい？」
雅「……お寿司」
淳「ええよ！俺が奢ったる！」
智「え、まじ？やった！」
雅「なら…許す」
今回だけだもんね！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 392人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：KK | 作成日時：2022年8月21日 21時
