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雅紀side
雅「流星！！危ない！！」
こいつハサミ持って流星を刺そうとしてる！！
やだ…殺される…！
流「ヒッ…やめっ」
頑張って腕を引っ張るけど間に合わないよ…！
俺が守らなきゃいけないのに怖くて目を瞑っちゃう。
崇「おら！！………ふぅ、何とか間に合った…」
…え？
雅「た…か…？」
来てくれたんだ…。
崇「あなた、俺の弟に何してんすか？」
女「弟？馬鹿なこと言わないで。
この2人は私の息子です」
崇「いやいやいや、あなたこそ何言ってんですか。
5年間もほったからしといて息子？
ちょっと信じられへんわ〜」
女「ほったらかしたんじゃない！
コイツからが勝手に逃げ出したのよ！！」
嘘言うな！
崇「あんたが2人を虐待しとったんやろ！？」
女「はぁ？そんな証拠どこにもないじゃない」
雅「お前が流星をいじめるから逃げ出たんだよ！
あんなとこにいたら流星が可哀想だもん！」
崇「と本人がおっしゃっていますが？」
女「あなたが2人を誘拐したのね！？
さっさと返しなさい！！」
何この人！？
話噛み合ってないし、自分勝手に解釈しすぎ！
崇「この2人は俺の大事な弟や。
もうお前の息子でも何でもないねん！」
警1「動くな！警察だ！！」
流「お巡りさん？りゅう、捕まるん？」
雅「大丈夫…警察だから守ってくれるよ」
女「警察！？私何にもしてないわよ！」
警2「署までご同行願います」
女「やめて！私はただ息子を！」
警1「はいはい。話は署で聞きますよ」
「よかった、警察が間に合って」
雅「あれ、あなた」
この人、途中で流星のこと聞いた人だ。
「おかしいと思ったんだよ。
君が弟くんを追いかけた後に、お兄さんに君と弟くんの
ことを聞かれたからこれは怪しいって思って」
崇「ほんまにありがとうございます！！
お陰で助かりました！ほんまにありがとう！」
「いえいえ、無事で何よりです。
では失礼します」
崇「この大バカ者！！ほんまに心配したんやから！！
流星も雅紀も勝手なことするなや！！
下手したら殺されるところやで！？」
あ、名前…呼んでくれた。
流「ごめんなさぃ…りゅうがドア開けたから…」
雅「………なさい」
俺は何も悪くない気がするけど。
警3「すいません、詳しいことをお聞きしたいのですが。
ご同行可能ですか？」
崇「え、あぁ大丈夫です」
警3「ご協力ありがとうございます。
では、こちらにどうぞ」
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作者名：KK | 作成日時：2022年8月21日 21時
