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智洋side
みんな仕事とか学校に行って、今家には俺と淳太だけ。
俺の仕事も在宅ワークで月2で会社に行けばええねん。
やからその間も家事とかできるし。
淳「とも〜？ちょ、これ見てや」
智「どしたん？…あ、笑」
淳「流星、1年からこんな状況で大丈夫かいな。
おまけに見せるんやなくて隠しとるんやで？」
淳太が見せてきたのは流星の算数のテスト。
30点…確かに心配になる点数。
淳「帰ったら説教&勉強フルコースや」
おー怖。
今日は雅紀くんはバスケやし、大変やで笑。
ん？バスケ…あ！
智「あっちゃ〜、雅紀くんの飲み物ないわ」
淳「お茶やダメなん？」
智「やっぱスポーツドリンクの方がええやろ？
行く時に自販機で買うか、高いけど」
今から店行くのめんどくさいし。
バスケは行く時は俺が一緒に行って、お迎えは時間が
ある人が行くねん。
たまに雅紀くんの指名の日もある。
さて、やる事もたくさんあるし早よやっちゃお。
雅紀side
学校も終わって、流星の教室に向かう。
終わる時間が一緒の日は一緒に帰ろって流星が。
雅「流星〜？準備終わった？」
流「終わった！帰ろ！」
廉「あ、今日はお兄ちゃんと帰る日か」
康「何や〜、やったら今日は2人やな」
流「せやねん！こーじ、廉バイバイ！」
「「バイバイ」」
廉くんと康二くんは、お互いの顔は知ってるんだけど、
話したことは1回もない。
まぁ、流星の友達だからそんなに困ることはないし。
流「にーに。
りゅう、じゅーたに怒られるかもしれへん」
雅「何で、何かやったの？」
流「今日の国語のテスト45点やった」
……
雅「怒るだろうね」
流「嫌やぁ…。
算数のテストも隠しとるからバレたら怒られる」
雅「それは隠すのが悪いでしょ。
隠さずに見せればいいのに」
流「やって見せたら怒られるやん！」
…それはもうどうしようもないよ。
回避できないよ。
雅「じゃあ勉強したら？」
流「むぅ…にーには何点なんよ！」
雅「俺は…87点」
俺、意外と勉強できるんだよ？
ちゃんと勉強してるし、分からないところがあるたびに
ともくんに聞いてるもん。
流「…ズルッ」
雅「ズルくないし、勉強しない流星が悪い」
流「もう！にーに嫌いや！」
雅「あーそう。
じゃあ先に帰るわ！じゃあね！」
流星に嫌いって言われたから走って家まで帰る。
流「待ってや！何で置いていくねん！」
流星より俺の方が足が速いから追いつけないよ！
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作者名：KK | 作成日時：2022年8月21日 21時
