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雅紀side
智「雅紀くん、もう行く？」
雅「俺1人で行くから」
智「は？ダメに決まってるやん、危ないやろ」
雅「平気だし！」
智「平気じゃないわ、世の中物騒なんやから」
雅「いいって言ってるじゃん！！
もう！分からずやなともくんなんか嫌い！…あっ…」
智「…あっそ、じゃあ勝手にせえ。
帰りも迎えに行かへんように頼むからな」
雅「………別にいいもん」
どうしよ…帰りも1人だなんて思ってなかった…。
ｶﾞﾁｬ
あ、のんちゃん…。
ともくん今見てないし、お願いしよっかな…。
望「ただいま。雅紀、バスケ行く時間か。
あれ、ともくんは？一緒やないん？」
雅「今日から1人で行く。
ともくんなんか…嫌いだもん…」
望「喧嘩したん？
2人が喧嘩したら仲直りに時間かかるから嫌やねん。
普段仲良しなのに何ですぐに仲直りできへんの」
そんなこと言われてもなぁ。
喧嘩したら最近は素直に謝れるんだけど…。
ともくんにはそれができないんだもん…。
雅「…行ってきます」
望「行ってらっしゃい、気をつけてな」
結局言うタイミング逃して言えなかったよ。
in運動場
よし着いた。
何にも起こらなかったし1人でも大丈夫だったじゃん！
裕「雅！今日も早よ来たんや！」
雅「早くバスケしたいし！早速しよ！」
裕「おん！やろやろ〜」
バスケ終了後
裕「いや〜、ええ汗かいたわ」
雅「ほんと！同じチームになれてよかったね！」
裕「俺ら2人一緒やったら絶対試合勝てるもんな！」
俺と裕はいいコンビだって思ってるから。
実際にコーチもそう言ってくれたし！
裕「俺、迎え来たから帰るな！バイバイ！」
雅「バイバ〜イ……あ」
裕がいなくなって気づく、帰りも1人だった…。
でも大丈夫でしょ…！
そんなに暗くないし行きも何もなかったんだから。
絶対平気だよ…。
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作者名：KK | 作成日時：2022年8月21日 21時
