ある兄弟の物語 4 (ページ17)

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智洋side

雅「ともくん！おかわり！」

智「お、おん……はい。よく食べるな…」

雅「お腹空いてるし、美味しいんだもん！」

そう言ってくれるのは嬉しいんやけど食べ過ぎやない？

智「腹壊さんでな」

重「それ3杯目やん…」

大毅も若干引いとるし…笑。

照「ええねん！
　雅紀は小さいんやからたくさん食べろ！」

雅「でもあっくんみたいにはなりたくない」

照「………」

望「はっはー！笑、言われてやんの笑。
　そうやんな？照史ポッチャリさんやもんな？」

照「おい！やめとけ！笑」

流「ん！りゅうも食べる！おかわり！」

淳「流星はやめとき。気持ち悪くなるで」

流「何で！にーにはええのにりゅうはダメなん！」

淳「流星のその腹には入らへんわ笑」

流星は普段からバクバク食べへんからな〜。
気持ち悪くなって吐くのは目に見えとる。

流「そんなことないもん！ともくん、りゅうも！」

智「アカンアカン。
　流星はそれでご馳走様な？」

流「いやや！にーにばっかズルい！」

どうしよっか…無理させたないし…。

照「あ〜あ。
　せっかくりんご買ってきたんやけどな〜？」

流「りんご！？食べたい！」

照「でも流星おかわりするんやろ？
　お腹いっぱいになって食べれへんかも」

流「……」

照「流星以外のみんなで食べるか」

流「りゅう、ご馳走様する！！やからりんご！！」

お〜流石あっくん。
流星もりんごで惑わされるって…まだまだや笑。

照「はいはい笑。
　雅紀は？いる？」

雅「俺お腹いっぱいだからいい！流星にあげる！」

そりゃ3杯も食べたらいらんやろ。

望「流星、のんちゃんにもちょうだい？」

流「はいどうぞ、1番大きいの！」

望「ほんまや！ありがと！」

重「流星、俺には？」

流「だいはにーににいっつもイジワルやからアカン」

うんうん、よく雅紀くんを見ていらっしゃる。

重「流星も雅紀も可愛くないな」

流「ともくんは？」

俺にもくれるん？優しいなぁ。

智「じゃあ俺も1個貰お」

流「はい！もう１個のはじゅーたの！」

淳「あ、俺のも？ありがと」

あれ？もう1個皿に残っとるやん。
雅紀くんのかな？

重「最後のは誰の？もしかして俺！？」

流「たかの！！」

あ〜…後で晩御飯と一緒に渡しに行くか。