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淳太side
崇裕がおることを認識してから俺にしがみついとるけど、
ずっと体が震えとるんよね…。
怖がり方が初めて会った時より酷い気がする。
淳「怖ないよ、大丈夫大丈夫」
崇「何なん自分。ほんまにうざいわ。
そんなに俺が嫌ならここに来んなや」
雅「っ！やぁ…泣…うわぁぁん…泣」
淳「あ、こら！何してんねん！？」
危っな！崇裕が叩こうとしたから雅紀くんは大泣き。
慌てて俺が避けたからよかったけどさ。
照「大人が子供に手出してどうすん！」
崇「はぁ？叩こうと素振りを見せただけやん。
ほんまに叩こうとしてへんし」
いや、絶対に嘘。叩こうとしたわ。
俺が避けへんかったら絶対に当たっとるもん。
照「そんな言い訳通じるか！」
崇「言い訳じゃあらへん！
なぁ、大毅は俺の気持ち分かるやろ！？」
重「俺は…分からへんわ、崇裕の気持ち」
崇「何で！？大毅やって前は同じやったやん！」
重「それはもう過去のことやから。
今は雅紀のこと嫌いやと思ってへん。
雅紀のおかげやもん、今の俺があるの。
やめた方がええんちゃう？そういうこと。
俺が言うのもアレやけど」
崇「…ほんまに自分勝手やな！」
照「それはお前やろ！」
崇「コイツが家に来んかったらこんなになってへん！
全部コイツが悪いんや！！」
流「たか！にーにに謝って！
にーに泣かしたらアカン！」
崇「流星までっ…もう知らん！」
嵐が過ぎ去ったような感じ。
崇裕もそろそろ自分の非を認めろや…。
雅「ふぇぇ…ぼ…く、出てく…ﾋｯｸ…泣」
淳「うぉ、どこ行こうとしとるん？」
望「雅紀、たかくんの言うこと気にせんでええんよ？」
雅「だって…泣」
あ！逃げられた！！
玄関に向かっとるし…ほんまに出て行くつもり！？
重「こーら、もう暗いんやから外行ったらアカン」
雅「離せっ…！泣。
僕、邪魔だから出て行くの！泣」
重「誰もそんなん思ってへん」
雅「たかが言ったもん！泣」
重「崇裕はああ言っとるけど俺らはちゃうって。
よいしょっと、軽いな〜」
ｸﾞｩ〜
雅「………」
智「雅紀くんお腹空いとるやろ？ご飯食べよ」
雅「…ん…泣、食べ…る…」
それだけ泣いとったら腹も減るわな。
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作者名：KK | 作成日時：2022年8月21日 21時
