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雅紀side
あの勝利だっけ…って子は変わってるなぁ。
初対面の俺にお兄ちゃん…俺には絶対無理！
30分くらいバスケしてたら
望「まーさき！」
雅「…！のんちゃ「しっー」
しっー？何で？
望「今から新しくできたケーキ屋さん行かへん？」
雅「ケーキ！？食べたい！！
でも何でそれでしっーなの？」
望「たまには雅紀と2人で行こっかなって。
雅紀甘いもん好きやろ？
もちろんみんなには内緒！」
なるほど！！
雅「行く！内緒ね！
ともくん！公園行ってくる！」
智「行ってらっしゃい！5時までには帰って来てよ？」
雅「はーい！のんちゃん行こ」
望「行こ行こ」
ケーキ！ケーキ！ケーキ！
望「嬉しそうやなぁ〜笑」
雅「だってケーキ好きだもん！」
望「あれ？俺と2人きりなんは嬉しくないん？」
雅「もちろんそれも嬉しいよ？」
望「おまけ感が…笑」
20分くらい歩いたら1店舗だけ長い行列が。
雅「あそこ？」
望「おん、やっぱり新しいってことだけあって多いな」
結構待ちそうだなぁ。
でも中からいい匂いがするからワクワクする！！
並んで30分後
望「雅紀、どれがいい？」
雅「……1個？」
望「今日は1個にして笑」
雅「え〜どれにしよ。……あ、これ！」
望「これ？分かった！先に席に座ってて」
雅「はーい！」
選んだのはチョコケーキにビスケットが乗ってるの！
俺、チョコとビスケット大好きだから！
ﾄﾞﾝｯ
やばっ…誰かとぶつかっちゃった…。
雅「あ…すいません…」
女「こちらこそごめんね」
え……この人……。
望「雅紀？何してんの？
すいません、うちの弟が何かしましたか？」
女「いやぶつかってきただけです、お気になさらず。
それより弟？
にしては随分歳が離れているように見えますが」
望「何でそんなこと聞くんですか？
あなたに関係ないでしょ」
女「この雅紀くんの下にも弟いらっしゃる？」
…流星のこと？
望「だから何ですか？聞いて一体何になるん。
ぶつかったこと怒ってるんですか？
だとしたら謝ります、ごめんなさい」
女「…そうね。失礼したわ」
何で、何でここにいるんだよ…。
望「雅紀大丈夫やった？何もされてない？」
雅「うん、大丈…あ、肩ポンってされた」
望「アイツ…汚れた手で触るなや」
雅「のんちゃん…ごめんなさい」
望「雅紀は悪ないよ。
ケーキ食べよっか」
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作者名：KK | 作成日時：2022年8月21日 21時
