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雅紀side
ともくんと2人で通学路歩いてたら、前の子がお父さんと
お母さんと手を繋いでた。
ちょっと気になって周りをキョロキョロしてたら、みんな
お父さんとお母さんがいる。
僕の記憶にはお父さんなんかいないし、お母さんと手を
繋いだ記憶もない。
智「雅紀くんも手繋ぐ？」
雅「なっ！嫌だ！」
顔がだんだん赤くなって、熱くなってくるのが分かる。
智「そんなはっきり言わんでええやん…」
雅「そんな恥ずかしいことできないよ！」
智「え〜雅紀くんくらいの年の子は手繋ぐの普通やで」
そりゃあ、ほんのちょっと羨ましい気持ちはあるよ。
けど信用してない人と繋ぎたくなんかないし！
学校に着いたらすぐにクラスの確認するんだけど…。
たくさん人がいて紙が見えないや。
僕、周りより背が小さいし…。
智「見えへんな…よし！」
雅「うわぁ、ちょっと下ろせ！」
智「そんな口が悪い子の言うことは聞きませーん」
何を思ったのかともくんが肩車。
ともくんだって背ぇ小ちゃいくせに。
背が小さいは禁句だってあっくんが言ってたから
言わないけど。
智「ほら見えた？下ろすよ」
雅「まだ見てない！」
「あの子、パパに肩車してもらってる！」
「ふふ、仲のいい親子だね」
「肩車いいなぁ。お父さんもやってよ！」
………。
今の僕とともくんは親子に見えるんだ。
なんだか嬉しい….。
ともくんだからってのもあるかもしれないけど。
雅「いいよ」
智「はい、何組やった？」
雅「3組」
智「3組やな、分かった。じゃ、行こっか」
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KK(プロフ) - Jun☆Aimiyaさん» 嬉しいコメントありがとうございます！ (2022年6月21日 21時) (
レス) id: 0ba4385f4b (このIDを非表示/違反報告)
Jun☆Aimiya - いつも楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2022年6月20日 3時) (レス) id: d2af1861c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK | 作成日時：2022年5月6日 19時
