ある兄弟の物語番外編 3 (ページ6)

今日:19 hit、昨日:19 hit、合計:31,498 hit

6 ページ6

雅紀side 朝食後

照「まさ〜、俺と流星、庭におるけど一緒に来る？」

流「あんな！でぃーあぁーわいってやつやねん！」

外寒いじゃん…。
さっきアイツに振り落とされたし、ソファーでぬくぬく
しときたい。

雅「いい、テレビ見とく」

照「そう？来たかったらいつでも来てな」

雅「はーい」

ん？待てよ？
アイツが2階に行って、流星たちが庭に行くなら今1人。

雅「ﾎﾞｿｯ)チャーハン作れるかな？」

料理中はキッチンに入っちゃダメって言ってたけど、
今は違うし。

チャーハンの作り方だって、入れる順番は分かんないけど
ともくんのをずっと見てたから、材料や作り方はある程度
分かるもんね。

雅「作ってみようかな…」

ともくんの驚いた顔、見てみたい。
僕だってできるんだってとこ。

雅「まずはご飯炊かなきゃ」

昨日のご飯炊くだけで、もう使い方マスターしたもんね！
炊飯器もボタン、ポチッて押すだけだし。

雅「50分？長いなぁ…。
　流星のゲームかーりよ」

50分後

♪〜

雅「あ！炊けた！
　次は…野菜を切る！」

でも確か冷凍庫に切った残りがあったはず。
ともくんが

智「家は大家族やから、あらかじめ多く切っといた方が
　後々楽やねん」

って言ってた気がする。

雅「えーっと玉ねぎと、ピーマンは…いらない。
　にんじんもやだなぁ。……玉ねぎだけでいっか。
　卵、卵…あった！」

フライパンもいるよね。

雅「うっ…重い………あっ！」

ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ

やっちゃったぁ…。

照「雅紀！？何かすごい音聞こえたけど大丈夫！？」

やば、バレる…！

雅「大丈夫！こ、転けちゃっただけだから！
　わざわざこっち来なくて大丈夫だよ！」

照「ほんまに！？」

雅「大丈夫だって！
　あっくんは流星の相手してあげて！」

照「でも、怪我しとったら…」

雅「怪我してない！いいの！」

照「なんか腑に落ちひんけど…まぁええわ。
　気をつけーや」

雅「はーい」

ふぅ…あっぶない。

雅「よいしょっと」

あ、あいえいち？の使い方知らないや。
ボタンたくさんあるけど、まぁ適当に押せば大丈夫でしょ。