ある兄弟の物語番外編 3 (ページ36)

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雅紀side

重「へ〜、むっちゃ楽しかったんやな」

雅「うん！！今度だいちゃんも一緒に行こ？」

重「ええの？ほんなら連れてってもらおっかな。
　あ、約束の、はい」

あぁ、いいものとか言ってたやつか。

雅「開けていい？」

重「おん」

何かな何かな〜。

雅「！！、グローブだ！！野球ボールも！
　え、何で！？」

重「ふふっ、そんな驚く？笑。
　誕生日、おめでとさん。

　ごめんな、当日に渡せへんくて」

誕生日……あ！
そっか、インフルですっかり忘れてたよ。

重「最近テレビで野球見とるし、大野さんとこの子達とも
　キャッチボールしてんねやろ？
　やからそれしか思い浮かべへんかった」

雅「嬉しい！！ありがとう！！
　だいちゃんもキャッチボール今度一緒にやって！」

重「おん！ええよ」

崇「は？お前バスケは！？
　野球に乗り換えか！？許さへんぞ俺は！！」

雅「……はぁ？…え、えっ…何？」

え、何でたかが怒るの？

照「何でそんな怒るねん笑。
　趣味程度やろ？雅紀の自由にさせたり。

　さて、ご飯出来たから手ぇ洗ってき」

雅「はーい！」

「「「いただきます」」」

崇「うん、やっぱ魚は釣れたてが美味い」

雅「美味しい！
　にしてもともくん、レパートリーすごいね」

食卓にあるのは全部魚料理なのに、全く違う具材みたい。

智「せやろ〜？頑張ったんやで」

淳「この刺身、雅紀くんが捌いたんか…すごっ」

流「でもガタガタやん」

雅「うっさい！」

重「流星、余計なこと言わない」

文句あるなら自分でやれ！

望「こんな魚料理のレパートリーあるなら、毎日魚でも
　飽きひんわ〜」

智「お、マジで？まだ結構残ってんねん。
　そう言ってくれるなら1週間ぐらい魚でも安心や♪」

いっ…1週間…。

雅「そんなに釣ってたんだ…」

流「もう！望、変なこと言わんでや！」

望「え〜、だってほんまのことやもん」

照「なるべく同じ料理にならんように頑張るからさ。
　少しの間我慢してくれたら嬉しいねん」

流「うぅ〜、唐揚げにしてくれたら食べる」

照「分かった笑」