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雅紀side
雅「……かしてください…」
重「ッチ…おら。
壊したら全額弁償やからな。
パスワードももっかい入れろ言うても知らん」
どうせ流星とるんだから、その間に調べようかなって
思ったんだけど…。
雅「………使い方分かんない…」
たくさん四角いのがあって、どれ使えばいいんだろ。
重「あぁ！？使い方分からへんなら返せ！！」
ｺﾞﾂﾝ!!
雅「いった〜！！！」
重「お前に貸すとろくな事がない」
智「雅紀くんどしたん！？」
流「だいがぶった！」
雅「ふぇ…」
智「大毅！！暴力ふるなって何度言わすねん！！」
重「コイツがスマホ貸せ言うたくせに、使い方知らん
言うたから腹立った」
智「壊したわけやないんやから怒らんでええやん！」
重「俺は、コイツの言動が気に入らんだけや。
なんか鼻につくねん。
俺を見たときに怯える表情とかも全部！」
それはあんたが嫌なことしてくるからじゃん。
僕だって優しくしてくれたら怯えないもん。
智「お前さっ…！「ともく…」
雅「僕…ともくんが怒るの見たくない…」
智「はぁ…分かった。
部屋戻ろ、俺のスマホ貸したるから」
雅「ん」
智「痛かったやろ？」
雅「いたかった…グーで殴られた」
絶対本気だったよ、あの痛さは。
智「ほんまアイツは…。
子どもの前で手ぇ出してどうすんねん」
雅「でもね？ともくんが撫でてくれたらからもう平気」
智「んも〜、ほんまに可愛い！！」
何で？どこが可愛いの？
智「で、何を調べたいん？」
雅「炊飯器の使い方！」
智「え？炊飯器の使い方なら俺が教えるよ？」
雅「ほんとに！？」
智「当たり前や〜ん。
なんなら今から一緒に炊くか？晩飯用に」
雅「やる！！ともくん教えて！！」
智「よし！なら先に手を洗っておいで！」
そうだよ。
何でともくんに最初から聞かなかったんだろ。
ともくんに聞いた方が分かりやすいに決まってる。
そしたらアイツにも殴られなくてすんだのに。
雅「のんちゃん！パソコンもう大丈夫！」
望「ええの？分かった〜。
使いたくなったらまたいつでも言うてや」
雅「はーい」
ふふっ、ともくんと料理♪
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作者名：KK | 作成日時：2023年10月4日 23時
