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崇裕side 午前6時頃
車で約1時間ちょっと、やっと目的の場所に到着や。
この時間帯は道が空いとるから運転も楽々♪
崇「流石に冬やからまだ暗いなぁ」
prprpr…
崇「あ、もしもし？おっちゃん？
おん、おん、今はいつもの駐車場んとこ。
あい、ほんならすぐ行くわ。
じゃあまた後で、はーい」ﾋﾟｯ
おっちゃんも船の用意が出来とるみたいやし行くかね。
崇「おい、おい、起きてや」
雅「………んぅ…着い…た？」
崇「おん、着いた。
車酔いしてへん？」
雅「…ぅん、大丈夫…」
崇「ほんならもう行くで。
あったかい格好で忘れもんないようにな」
雅「……たか、ともくんみたい」
崇「お前のこと頼まれとんや。
ともみたいにした方がええんかなって思っただけ。
それとも俺がこんなに優しいと変か？」
雅「変っていうか違和感っていうか。
別にどっちでもいいけど」
どっちでもええんかい。
ほんなら無理にともの真似する必要ないやんけ。
崇「ほら行くで」
雅「はーい」
「おーい！こっちや！！」
崇「おっちゃん！今日はわざわざありがとうな」
「たか坊直々のお願いや！任せんさい！
で、このあんちゃんがたか坊の弟か！」
崇「せやねん。小6やねんけど、チビやろ？笑」
「なーに言うてるん、男はまだまだこれからやろうがい。
あんちゃん、名前は？」
雅「中間雅紀…です…」
崇「おっちゃんは優しいからそんなビビらんでも大丈夫」
「よし、雅紀のあんちゃん！
今日はお前さんのために船を用意したから、たくさん
釣って楽しんでくれよ？」
雅「…うん！」
冬の海釣りは大物も釣りやすいから初心者のコイツでも
楽しめるやろ。
「ほんなら出発するで！船から落ちるんやないぞ！」
崇「お願いしまーす」
雅「たか？」
崇「ん？」
雅「冬の海は何が釣れるの？」
崇「冬はな、寒ぶりとかサワラとかヒラメとか…。
場所によったらワカサギもやな。
色んなもんが釣れるで。
この時期は脂が乗った魚も多いから美味いと思うよ」
雅「楽しみ！！
俺たくさん釣って帰るから、たか教えてね！！」
崇「おん」
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作者名：KK | 作成日時：2023年10月4日 23時
