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崇裕side 釣り当日 午前4時
あの日から雅紀は順調に回復。
イルミネーションとかケーキとかのことでしばらくは拗るかなって思っとったけど全然そんなことなかった。
そんなん忘れて俺と釣りに行けるのを嬉しそうにしとる。
……実は俺も嬉しかったり？
さてと、そろそろ起こさな。
崇「おい、起きんか。
もう1時間したら出発するで」
雅「ん、んぅ……まだ4時…早くない…？寝る…」
崇「海釣りはこんなんが当たり前や。
起きひんねやったら連れてかんぞ」
雅「や…ねむぃ…」
崇「はぁ…………起きろ！！！」
雅「！！……ん」
崇「あーもう！抱っこしたるから下行くで！」
雅「zzz…」
やから昨日は早よ寝てやって言うたのに…。
inリビング
智「あ、崇裕おはよ」
あれ！？何でともがおるん！？
崇「おは…よ、起きるの早ない？」
智「ん〜？今日は2人とも朝早いやん？
それに船酔いしたらアカンしおにぎり作っといた」
キッチンに入るとそれはそれは美味しそうなおにぎり。
崇「そんなんどっかで買ってから行くのに」
智「俺が作りたかったんやからええの」
崇「嬉しい！ありがと！
雅紀、おにぎり、ともが作ってくれたから食べよ」
雅「ともくんのおにぎり！？食べる！！」
起きるの早。
智「雅紀くんは俺のおにぎり好きやもんな〜？」
雅「うん！！大好き！！いただきま〜す！！」
やっぱりともには敵わん……ていうか当たり前よな。
今までいじめとったヤツが何言うてるん話。
食後
雅「ともくんご馳走様！！」
智「はいお粗末さまでした。
着替えと歯磨きしておいで。
病み上がりなんやからあったかい格好せなアカンで」
雅「は〜い」
おかんか。
智「崇裕も風邪引かんように」
崇「分かっとる。俺大人やねんから」
智「それもそうやな笑」
雅「ともくんは行かないの？」
智「俺はお留守番。
今日はたくさんやることあるねん」
雅「そっか…ともくん、ちゃんと寝てね？」
智「おん、心配せんでも大丈夫。
今日の夜は2人が釣ってきた魚を使うから、ちゃんと
釣って来てよ？」
雅「俺、たっくさん釣ってくるから！！安心して！！」
智「お、それは楽しみやなぁ。
崇裕、雅紀くん頼んだで」
崇「あったりまえや。
ほいじゃあ行ってきます」
雅「行ってきます！！」
智「行ってらっしゃい！気をつけてな！」
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作者名：KK | 作成日時：2023年10月4日 23時
