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淳太side
淳「はーい雅紀くん、ねんねしましょうね〜」
雅「バ…ッカに…すんな！泣」
淳「バカになんかしてへんよ。
そんなカッカしてたら治るもんも治らへんで」
思い通りにならへん苛立ちと、インフルのしんどさとで
雅紀くんは超絶不機嫌MAX。
しばらくこれが続くんやろうなぁ〜。
智「寝かせる前に薬飲ませてよ！」
淳「あっ！忘れとった！
雅紀くん、薬飲むから水飲んで」
雅「やらっ…泣、あっち行って…ｸﾞｽｯ」
智「雅紀くん、あっち行ってはないやろ〜」
雅「んーん！泣、ともぉ…泣」
智「淳太にそんなこと言う人を抱っこしたくないなぁ」
雅「ふぅっ…泣」
あ、また大泣きしそうな予感…。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
崇「とも、そんな意地悪言ってやんな」
智「はぁ？普段雅紀に意地悪な崇裕に言われたないし！」
崇「確かにそうやな笑。
雅紀、リンゴ食うか？」
雅「ﾋｯｸ…食べ…る…泣」
崇「ほんならこれ食べたら薬を飲むこと、ええ？」
雅「ｺｸ」
崇「よしええ子や。
俺の膝に乗したるからこっち来い」
何でコイツ、こんな優しいん…？
智「崇裕、ついに頭のネジ外れたんかな？」
淳「な？いつもの崇裕とはちゃう」
崇「俺やって弱っとるヤツを意地悪するほど冷酷な人間
ちゃうで？はい、あーん」
雅「ぁ…」
うわ、ついには食べさせとる。
智「昔はいつでもどんな時もめっちゃ冷たかったくせに」
崇「昔は昔、今は今や。
俺も少しは昔のこと反省してんねん。
なぁ、インフルが治ったら一日コイツ借りてええ？
コイツと行きたいとこあるねん」
智「そりゃあ治ったらご自由にどうぞ」
崇「ありがと。全部食った？ほら、薬飲め」
雅「…………ん、飲んだよ？」
さっきまであんなに嫌がってたんにすごっ…。
崇「ん、ええ子。ほんなら寝るで。
体調悪い時は寝るんが一番や」
雅「たか…も」
崇「おん、しばらくは俺もここで一緒に寝る」
智「え、そうなん？」
崇「やからともと淳太は戻ってええよ」
淳「そんな急に戻ってええ言われてもなぁ」
智「俺らやって心配やねん」
崇「普段から任せっきりなんやからたまにはさせてや。
ほら、コイツももう俺に抱きついて寝てもうたし」
智「そこまで言うならお願いするけど…泣かさんでな」
えぇ…大丈夫なん…？
崇「分かっとる。おやすみ」
智「おやすみ。淳太も行くで」
淳「あぁ、おん。おやすみ」
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作者名：KK | 作成日時：2023年10月4日 23時
