崇裕＆雅紀の誕生日企画 ページ24
智洋side 12月24日当日
思えば昨日から様子がおかしかったやんな…。
昨日の昼過ぎからソファーでぐで〜ってなっとって、
話しかけても"ん"しか言わへんし、晩飯もなしで就寝。
で、朝起こしに来てみれば
智「！？、あっつぅ！！何やねんこの部屋！！
ちょっと雅紀くん！？暖房何度に設定してんねん！！」
まさかの部屋は暖房ガンガンで、ムワッとした空気。
いくら寒いからといってこれはやり過ぎ。
注意しようと布団を剥がしたら
智「…えっ、ちょっ…どしたん！？」
雅「ふぅっ…ともく…」
いかにも"病人です"みたいな顔やったから驚いたわ。
医「インフルですね。今、流行りなのでね。
A型なのでしんどいと思いますが、ゆっくり休ませて
あげてください。
ご家族の手洗いや換気も忘れないように」
って言われて点滴して今さっき帰って来た。
冬休みやのに、どこでもらってきたんやろうか…。
崇「はい、熱さまシート」
智「お、さんきゅう。
雅紀くん、朝の分の薬飲も」
ほんまは何か胃に入れた方がいいんやろうけど、今は
無理やろうな。
雅「…とも……く」
智「ん？」
雅「イルミ……ネーション…行くよね…？」
え、逆におたく、その体で行けるとお思いで？
崇「アホ、行けるわけないやろ。
お前インフルやねんぞ、周りにうつす気か」
雅「明日…でも？」
崇「明日でもアカン」
雅「やだぁ…誕生日だもん…泣。
行きたい…ともくん、連れてってくれるって…！泣」
智「言うたけど、それは元気やったらの話やろ？
雅紀くん、今しんどいんちゃうん？」
雅「しんどくない…だから行くの…ｸﾞｽｯ」
そんな顔を真っ赤にして言われてもなぁ…。
智「もぉ泣かへんの。
泣いたらもっとしんどくなるで」
雅「兄ちゃっ…と、行きたい…！泣。
連れてって…ﾋｯｸ…ふぇぇん…泣」
ん〜…どうしたものか…。
崇「あーもううるさい！！」
雅「ﾋﾞｸｯ」
崇「そんな行きたいなら、ほら立て！」
雅「ふぇ…」
智「ちょっと崇裕、雅紀くんしんどいんやから」
崇「ともは雅紀に甘いねん！はっきり言わな！
雅紀が1人でリビングまで来れたら連れてったる。
ただし、1人でやで？ともの支えもなしや。
俺は下で待っとくから来い。
とも！手出しはするなよ？階段もやからな！」
ﾊﾞﾀﾝ
智「そんなん無茶やんって、雅紀くん？どこ行くん？」
雅「リビング…」
え、ほんまに行くつもりなんか？
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作者名：KK | 作成日時：2023年10月4日 23時
