ある兄弟の物語番外編 3 (ページ21)

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淳太side お昼過ぎ

淳「2人ともそろそろ帰るから、準備してや」

そろそろ帰らな、家着く頃には真っ暗になってまう。
可能なら日が沈む前に帰りたいところ。

流「帰ったら淳太と遊べへんから嫌や！」

まっ、何ちゅう可愛いことを…。

淳「そんなことないよ。
　ちゃんと遊んであげるって」

流「嘘や！淳太、いっつもだいと遊んどる。
　まったく…淳太は嘘つきなんやから」

淳「人聞きの悪い！あれは俺が大毅に遊ばれてんねん。
　俺は遊んであげとる気なんか更々ないわ笑。

　もしかして流星、俺と中々遊ぶ機会がなくて
　寂しかったん？」

流「そんなんちゃう！」

嘘つけ！笑。
朝、俺とお話できるって喜んどったやん！

雅「俺、早く兄ちゃんに会いたいから帰る！
　流星も帰ろ？」

流「…今日やなくてもええから、また遊んで……」

淳「もちろん」

ふふ、やっぱ2人とも可愛いなぁ。

飛んで自宅到着

淳「あ〜！！やっと着いたぁ！！」

ｺﾝｺﾝ

智「おかえり。運転お疲れ様。
　荷物持つからトランク開けるで」

淳「ただいま。
　荷物もありがたいけど、2人お願いしてええ？」

行きと同じく大爆睡の2人。
こんな気持ちよさそうに寝とると起こせへんわ。

智「可愛い！！よし任せた！
　もう1人呼んでくるからちょっと待っとって」

雅「んぅ…とぉ…くぅ？」

智「あ、起こしちゃった？
　ごめんな、すぐ戻るから「やっ…」

雅「ともく…だっ…こぉ…」

淳「相変わらず甘えん坊やなぁ笑。
　とも、先に雅紀くん連れてったって。

　流星は俺が連れてくし、荷物も大丈夫やから」

智「っしょっと。
　荷物も俺が持ってく！雅紀くん軽いから平気や」

なんて言ってくれたから、甘えることに。

淳「流星も戻ろうな」

望「あ！3人ともおかえり！
　ってなんや、2人は寝とるんか…」

淳「そんながっかりせんでや」

望「晩御飯あるから食べよ、お腹空いてるんちゃう？」

淳「食べる！あ、照史チケットありがとな！
　おかげで楽しく過ごせたわ」

照「そりゃあよかった。
　でも2人が騒がしかったんやない？」

淳「騒がしいぐらいが俺には丁度ええ」

静かな方が逆に気持ち悪いかもしれへん。