ある兄弟の物語番外編 3 (ページ19)

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淳太side ご飯後

流「でな！俺、シュート決めたんやで！
　俺1人で3回も！」

淳「3回も！？すごいやん！！大活躍やんか！！」

流「やろ！？」

ただいま流星の武勇伝を聞いとる最中。
すごい嬉しそうに話してくれるから、こっちまでワクワク
するねん。

淳「流星は運動神経バツグンやな」

流「望がサッカー教えてくれたおかげやねん！
　やから淳太もサッカーしたら運動できるよ？
　今度一緒にやる？」

淳「いや、遠慮しとく笑」

この歳で子供らと走るのは無理や。
俺も雅紀くんみたいにクラブとかやっとけば、運動神経
よかったんかなぁ笑。

流「あ、後な後な！
　この前の算数のテスト57点やった！」

お、おう…微妙やな…。
別に特別良いわけでも悪いわけでもない…。

淳「ま、まぁ…いつもよりは頑張った…んやない？」

1番返答に困るテストの結果を言うのやめてくれ…。

流「理科が30点！」

淳「いやそれは頑張れや」

流「やってぇ、今の範囲全く分からへんし。
　俺、虫とか興味ないねんも〜ん」

も〜んちゃうねん。
子供って虫とか好きなんちゃうの？

雅「何言ってんの。
　昔、蜂の巣突いて追いかけられてたくせに」

淳「え、流星そんな危ないことしとったん？」

流「ちゃう、ちゃうって！」

雅「違わないよ。
　よくそれで虫興味ないとか言えるよね」

流「そんな昔のこと、覚えてへん！」

雅「俺は覚えてるの。
　にーに〜って叫びながら泣いてた」

淳「なんや、今と変わらへんな笑」

流「うっさい！！」

口悪っ。

雅「あ、そうそう。
　淳太！ちょっとスマホかして！」

淳「何に使うん？」

雅「電話する！大毅かともくんに！」

淳「…ええけど、はい。
　兄ちゃん以外には電話かけるんやないで」

雅「分かってる！
　俺別の部屋でかけるから淳太来ちゃダメよ？」

そんな秘密の話するんか？

雅紀side

prprprprpr…

『おかけになった電話番号は…』

もう！！ともくんの役立たず！！

prprprprpr…

重『もしも〜し。珍しいな、淳太から電話って』

雅「だぁき？」

重『あれ？雅紀か。
　おん、大毅やで。旅行、楽しんどるか？』

雅「うん！！満喫中！
　あのね、だぁきにお願いがあるんだけど」

重『おう、何や言うてみ』

雅「だぁきが随分前に1回だけ買って来てくれたさ〜〜〜」

重『なるほど、分かった！
　忘れずに買っとく！』

雅「ありがと！！！」

重『ほいじゃあな、バイバイ』

雅「バイバイ！」