ある兄弟の物語番外編 3 (ページ18)

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淳太side

雅「流星…肉ばっかじゃん…」

ありゃ笑、ほんまやん笑。
朝から食うねぇ笑。

流「ええやん。好きなんやもん。
　にーにも一個食べる？」

雅「食べる」

食べるんかい。

流「淳太は？」

淳「俺はええよ。流星食べ」

雅「んま！このお肉美味しいね！」

流「やろ！？ともくんに作ってもらおっかな」

俺は雅紀くんにおすすめされたやつをいただき中。

和食を食べることもあるけどやっぱ洋の方が好きみたい。
おすすめ品はフレンチトーストとかソーセージとか…
子どもが好きなもんばっかやったわ笑。

雅「淳太も美味しいでしょ？」

淳「おん、美味いよ。
　今度は夕食のバイキングとかも行ってみたいな」

雅「行きたい！みんなで行く！」

せやね。
みんなで外食とかあんま出来ひんからね。

雅「あ、俺トイレ！」

淳「行ってらっしゃい」

そんな大きい声出さんでも聞こえるよ。

流「淳太〜、この後どうするん？」

淳「まだ旅館でゆっくりしてから昼過ぎくらいに帰る予定
　やけど、どっか観光したい場所とかある？」

流「俺はないけど、淳太はええの？」

淳「俺？」

流「やってこの旅行って淳太の誕生日やからやったん
　ちゃうの？」

淳「あれ？知ってたん？」

流「おん、照史と話しとるの聞いた。にーにと一緒に」

なんや〜、2人とも知っとったんか〜。
普通に2人にサプライズ的なもんが出来たらええなとか
思ってたんに〜。

淳「俺は2人が一緒におってくれればそれでええよ。
　どっか行きたいとか言ってくれたら連れてくし」

流「俺は淳太とにーにとゆっくり過ごす！
　たくさん淳太とお話したいねん！」

淳「俺も学校の時の流星とかたくさん聞きたい！」

雅紀くんはともと、流星はのんちゃんと一緒におることが
多いから俺はあんまり2人から話は聞けへんねん。

学校のことも"今日◯◯やった"とかやなくて、宿題や
テストの結果がほとんど。

正直、もったいないよな…。
俺がもっと積極的に話を聞いてやらな。