僕もやりたいなぁ… ページ1
＊雅紀:小1、流星:年長
No.2の入学式と家庭訪問の間くらいのお話
智洋side
雅「………」
え〜、ただいまお昼ご飯を作っている真っ最中。
やけど、ここ最近は料理中というかキッチンに立つと必ずと言ってええほど、後ろからすんごい視線を感じる。
まぁ、見んでも大体分かるねんけど。
智「雅紀くん、そんな見てどしたん？」
雅「！、ﾀｯﾀｯﾀ」
あ、逃げた笑。怒っとるわけちゃうのに笑。
まだ気まずいんか知らんけど、話しかけたら逃げる。
でも5分もせんうちに…
雅「………」
また見とるわ笑。
智「のんちゃんのとこ行って来たら？
俺見とっても面白くないやろ」
雅「のんちゃ…りゅーせばっか…」
智「そっか」
今はみんな仕事行っとるから1人やし寂しいんかな。
智「よし！完成！
雅紀くん、ちょっとこっちおいで」
雅「やだ！」
智「大丈夫、意地悪せえへんから」
雅「………ん」
多少の嫌がりや怖がりはあるものの、呼んだら隣に来てくれるのを見ると、だいぶ信用はしてくれてんのかな？
智「はいあーん」
雅「何？」
智「味見してもらおう思うて。
雅紀くんには特別に」
雅「ん、ん！美味しい！
僕、チャーハン好き！」
智「お、そりゃあよかった。
ほんなら2人を呼びに行くか」
雅「……」
智「ん？どした？」
雅「抱っこがいい…抱っこで連れてって？」
智「よいしょっと。
もしかしてずっと抱っこ待ちやったん？」
雅「……」
黙って下を向く雅紀くん。
智「恥ずかしがらんでもええのに笑。
料理しとる間は無理やけど、普段やったらいつでも
抱っこしてあげるで」
雅「料理中はダメなの？」
智「危ないから。
抱っこの前に雅紀くんや流星は料理中にキッチンには
入って来てほしくないかな」
包丁もあるしわが家はIHから火は使わへんけど、でも大事な可愛い手が火傷で痛々しくなってほしくないもん。
雅「ふ〜ん」
智「ささ、早よ呼びに行かなご飯冷めてまう」
雅「お腹すいた〜。
僕のチャーハン、大盛りにしてね？」
智「そのちーちゃいお腹に入るかな？笑」
雅「入るもん！僕、小さくないもん！」
嘘や！あなた流星と大して身長変わらへんでしょ。
こんな事言うたら嫌われるから黙っとくけど笑。
智「はいはい笑、大盛りね？笑」
雅「うん！」
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作者名：KK | 作成日時：2023年10月4日 23時
