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雅紀side
雅「ただいま…」
リビングのドアから中をみたら、ともくんが忙しそうに
家事やってて流星がおもちゃで遊んでる。
流「あ、にーに…」
智「あぁ、おかえり」
雅「うん…」
智「遊びに行くんやったら先に宿題せえよ。
淳太から聞いたで。
やるべきことを後回しにしたらアカン」
雅「今日は宿題ないもん…」
作文は金曜までだから、今日やらなくてもいいし。
智「今日だけの話ちゃう」
雅「分かってるって。
ともくん、学校の手紙あるんだけど」
智「それなら後にして。今、忙しいねん」
本当に忙しいみたいで、僕の顔なんか1回も見ずに
早口でしゃべってく。
なんか…嫌だな…。
机の上に置いとこ。
あ、ボール取り返しに行かないと。公園にいるかな？
流「にーに、遊ぼ？」
雅「今から遊びに行くから、またにして」
流「やったらりゅうも…」
雅「来なくていい」
智「雅紀くん、連れてったりーや。
俺、流星の相手できひんし」
雅「淳太のとこ行けばいいじゃん」
流「じゅーた、お仕事行った」
遊びに行くって言ったけど実際はそうじゃないから。
雅「もう…僕言ったじゃん。
和と潤が嫌いなら流星と遊びたくないって。
流星、邪魔しかしてこないし」
流「邪魔せんから…お願い。遊んでや…」
流星が僕の腕を掴んで止めてきた。
いつもだと可愛いって思うけど、今の僕には苛立ちにしか
ならなくて。
雅「とにかく今日は無理！！あっち行って！！」
流「っわ。…ふぇぇ…うわぁぁぁん！泣」
思わず押しちゃった…。
智「え！？ちょっ、流星どしたん！？」
流「にー…にが、ｸﾞｽｯ…泣…おじだ！泣。
うわぁぁん泣」
智「痛かったなぁ。
押す必要ないやんか。
どうするん？流星ケガしたら」
雅「流星しつこいんだもん！」
智「やからって手まで出さんでええやん！！
流星は遊びたいだけなんやろ！？」
雅「僕は嫌だって言ってるの！
流星いたら邪魔なんだもん」
流星のせいであの2人が僕から離れて行ったんだよ？
智「…雅紀くん、最近流星にイジワルよな。
前まであんなに優しかったんに」
雅「全部、全部流星が悪いんじゃんか…！
最初から流星が変なこと言わなかったらこんなこと
なってないもん！！
どうせ僕はイジワルだよ！流星なんか大っ嫌いだ！！」
流「にーに！泣、ｸﾞｽｯ…泣」
ﾊﾞﾀﾝ！
僕ばっか悪者扱いなのも嫌だよ…。
泣きたいのはこっちさ…。
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KK(プロフ) - おーさん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけて凄く嬉しいし、これからも頑張れます！今後ともよろしくお願いします！ (2022年8月17日 21時) (
レス) id: 0ba4385f4b (このIDを非表示/違反報告)
おー - お話大好きです！1話ずつの更新でも読んでたら泣けてきて笑ほんとに続きが楽しみです。これからも主様のペースで頑張ってください！ (2022年8月17日 21時) (レス) id: 5ed6eeac8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK | 作成日時：2022年6月20日 22時
