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雅紀side
嫌だなぁ、でも宿題だからなぁ、ちゃんとやらないと。
ｺﾝｺﾝ
雅「淳太…」
淳「ん？どしたん？」
雅「算数、教えてくださぃ」
淳「…いつも言っとるやん、遊ぶ前に宿題やって。
今日も帰ってから時間あったやろ？
何でそん時に聞かへんかったん」
雅「…淳太、寝てたんだもん」
淳「起こしてくれればよかったんに」
何だよ…それ。
僕は淳太に気を使って起こさなかったのに…！
淳「教えてやりたいけど、ごめん。
俺まだ仕事あるから、ともかのんちゃんに聞いて」
今あの2人に聞けるわけないじゃん…。
あっくんにも聞けるかもしれないけど…。
どうせ淳太と同じこと言うだろうなぁ。
もう、今日の分は諦めよ。
みんなして僕に冷たくして！
いいよーだ、どうせ僕は嫌われ者なんだ。
ずっとずーっと、1人ぼっちだもん…。
雅「はぁ…」
次の日
雅「ん〜、もう朝か。…学校やだな」
でも家にいるのも嫌だなぁ。
…てことはやっぱり僕には居場所なんかないってこと？
淳「あ、来た。みんな揃ってるから早よ」
雅「……うん」
「「「いただきます」」」
流「りゅうな、金曜に参観日あるねん！」
望「え？参観日あるん？淳太、行ったらアカン！？」
淳「アカンわ！！アホか！」
望「何でな〜ん。俺、流星の行事なんも見れへん…」
流「のんちゃん、来れへんの…？
ともくんは？じゅーたは？」
智「俺は行けるよ！流星の頑張っとる姿見たいな」
淳「俺も行く。照史の様子も見れるし笑」
照「ちょ、やめてや笑」
崇「ええな〜、俺は行けへんわ〜。
授業抜かして行こっかな」
照「やめてそれ。先生がそんなことすな」
重「俺は…行けたら行くわ！」
流「ほんまに！？やったー！！りゅう、楽しみ！
みんなにお手紙書くから聞いてな！」
ほら、僕がいてもいなくても変わんない。
みんなはそんな気はないんだろうけど、
僕にはわざと無視してるようにしか見えないんだよね。
もう行こっかな、いつもより早いけど。
ランドセル取って来なきゃ。
雅「…ごちそうさま」
淳「あ、雅紀くんちゃんと宿題やったんか？」
雅「やったよっ…」
嘘、本当はやってない。
でも"やってない"なんて言ったら怒るでしょ？
雅「…きます」
また何か聞かれるのが怖くて逃げるようにして家を
飛び出した。
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KK(プロフ) - おーさん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけて凄く嬉しいし、これからも頑張れます！今後ともよろしくお願いします！ (2022年8月17日 21時) (
レス) id: 0ba4385f4b (このIDを非表示/違反報告)
おー - お話大好きです！1話ずつの更新でも読んでたら泣けてきて笑ほんとに続きが楽しみです。これからも主様のペースで頑張ってください！ (2022年8月17日 21時) (レス) id: 5ed6eeac8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK | 作成日時：2022年6月20日 22時
