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エレンside
エ「ごめんな…A、本当にごめん。」
「だから大丈夫だってば…」
俺がAに謝り続ける
俺がAに顔向け出来ないような事をしたのは1時間前__
今日の訓練は立体起動でペアで連携しながら巨人の模型を倒して行くというものだった。
俺のペアはAになり、正直舞い上がっていた。
エ(やった…!!Aとだ!)
「よろしくね、エレン!」
エ「ああ!頑張ろうな!!」
「うん!」
Aとペアになって嫌な奴なんて居ないだろう。
そんな事を思いながら、頑張ろうと気を引き締めて森へと飛び立つ。
__ザシュッ
「3体目っ……!」
Aの立体起動は本当に綺麗だ。Aのお陰もあって、順調に訓練を進めて行く。
エ「A!!右前方50m、15m級だ!」
エ「いけるか!?」
「了解!!」
いけるか、なんて彼女にとっては愚問だろう。寧ろ自分の方だ。
今度は自分が斬りかかろうとワイヤーを打ち込む。
しかし、角度が甘かったか嫌な音を立てて捻れ、外れる。
しまった……!!
慌てて態勢を立て直そうとするが上手い具合にワイヤーを刺せる場所が無い。
__この高さなら落ちても怪我くれーだよな…
なんて思ってたら
ドッと体を押されそのまま木の上に降り立つ。
「大丈夫!?エレン!!」
Aが、俺を、助けてくれた。
嬉しいと感じつつも、情けない、その思いがじわりと滲み出てくる。
エ「あぁ…何ともねぇ。その、悪かった。」
「よかった…。怪我、ない?」
エ「無事だよ…って、は!?」
エ「お前、その怪我…!!!」
Aの右手の甲から手首の上程まで、すっぱりと切れていた。
流れる赤が目を絡ませる。
「別に大丈夫だよ、これくらい。」
「それより、エレンに怪我がなくてよかったよ。」
そう言って笑うAに不謹慎だかドキッとする。
でも、彼女に怪我させた事実が突き刺さる。
「エレン?」
エ「…っあ、何でもねぇ。というか、救護室行くぞ!!」
「えっ!そんな大した怪我じゃ…」
半ば強引に怪我した方とは反対の腕を掴み、救護室へ連れて行った。
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カエデ(プロフ) - なぎささん» ありがとうございます!!こちらこそよろしくお願いします! (2018年5月11日 15時) (レス) id: 974c411523 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(プロフ) - カエデさん» はい!よろしくお願いします!!楽しみにしていますね!(*^^*) (2018年5月10日 23時) (レス) id: 11d9b49515 (このIDを非表示/違反報告)
カエデ(プロフ) - なぎささん» 楽しみだなんて…嬉しいです(//∇//)頑張ります!リクエストありがとうございます!「ジャンと一緒」遅くなるかもしれませんが、必ず書きます!! (2018年5月10日 22時) (レス) id: 974c411523 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(プロフ) - とっても面白いです!これからも更新頑張ってください!!次のお話楽しみにしています!あと、リクエストで「ジャンと一緒」お願いします!(*・ω・)*_ _)ペコリ (2018年5月10日 1時) (レス) id: 11d9b49515 (このIDを非表示/違反報告)
カエデ(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます!!頑張ります! (2018年4月21日 22時) (レス) id: 974c411523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カエデ | 作成日時:2018年4月14日 17時