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その「サンゴが丘」で、チョッパーとサンジは体中を矢に刺されて血まみれになった、タコの「ハチ」と出会う。
ハチは、途絶え途絶えの苦しい息で
「仲間を集めてすぐに魚人島を脱出しろ・・!!今からこの島に”新魚人海賊団”が攻め込んでくるが、関わらない方がいい・・・!!リュウグウ王国は・・・崩壊するんだ!!!」と二人に伝えた。
動き出した”新魚人海賊団”と「ハーディ・デッケン」。
ハーディ・デッケンは手始めに、捕まえた人間の海賊共をシラホシ姫のいる「硬殻塔」へと投げ込み、城内から城の門を開けさせようとしていた。
次々と激しく何かがぶち当たる音が響く「硬殻塔」の中では、ルフィがシラホシを散歩させようと誘っていた。
シラホシは、外に出る事ができるのなら・・・・
しら「海の森に行きたい」と涙ながらに訴えた。ルフィはそこでシラホシが泣く意味がわからなかったが、とにかく出かけよう!ばれないように「メガロ」の口の中に入って外にでれば見つからない!と呑気でおバカなアイデアを実行した。
10年ぶりに外出、しかも無断外出するシラホシは思った。
(お父様、お兄様、お城の皆様無断外出をお許し下さいませ・・・、お夕食までは帰りますっ!!)
だがその計画に待ったをかけたのが、「ハチ」だった。
「魚人が魚人島を潰してどうする!?ESは身を滅ぼすだけの薬だ、大騎士ネプチューンを甘くみるな!!」
ハチは、ホーディの一つ上のアーロン世代の者で、若い魚人からは一目おかれる存在だったが、ホーディはハチを見限っていた。
「アンタはおれの憧れたアーロン一味の幹部とは思えねェ、もう世代替えなんですよ。人間達に思い知らせる為には、”魚人島”が必要で、ネプチューンは邪魔なんだ!!至高の種族が我らだってのは、アンタらの教えだぜ!!?
アーロンさんには尊敬すべき野心と行動力があったが、粗暴で器用さに欠けていた・・。あんたらが海で暴れまわってた頃ガキだった俺達世代は、用意周到、前車の轍は踏まねェ・・・。おれはアーロン一味の意志を継ぐ男だ!!
くしくも今、そのアーロン一味の野望を打ち砕いた”麦わらの一味”が来てるってのに、アンタは何も思わねェのか?」
ハチ「”麦わらの一味”は命の恩人で”友達”で、すぐに出も会いに行きたいが・・・、アーロンの意志がここに生きている限り、おれはあいつらに合わせる顔がねェ!!!」と言ったが、その言葉は魚人達の反感をかうだけだった。
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作者名:WinWin | 作成日時:2021年4月11日 1時