【NARUTO×ONEPIECE】５ (ページ33)

今日:15 hit、昨日:18 hit、合計:17,405 hit

深海1万ｍページ33

海底が不気味な轟音と共に揺れだしたとき、ナミの顔色が変わった。

ナ「まずいわ、海底火山が・・・・噴火する！！！！！」

だがその時にはすでに、海底をよく知るバンダー・デッケン、アンコロ、ワダツミと、クラーケンら伝説の怪物達は死に物狂いで火山から遠ざかるべく、全力疾走で走っていた。

背後で大きな爆発音がしたと同時に、大量のマグマが海底を駆け下りてくる！！！！

ナミはスルメに、目の前にぽっかりと口を開ける巨大な海溝へ飛び込むよう指示を出した。
だが、頭上からは雪崩のように、巨大な土石流が物凄い勢いで落下してくる、これに当たればスルメもろともサニー号は木っ端微塵になる！！！

このピンチを救ったのは、ウソップの【必殺・緑星・サルガッソ】で、岩に張り付いたその海草は飛び出すや否や急成長して土石流を包み込み、土石流の落下を一瞬だが堰き止めた。その一瞬の時間で、スルメは土石流の落下位置から軌道を外し、直撃を避けたが、土石流の1つに当たって、気絶したまま海底まで沈んで行ってしまった。

到着したのは海底1万メートルの「海淵」、海溝の底だった。
だけど、そこは明るい日差しが差し込み、頭上には巨大なシャボンに包まれた「魚人島」らしき島が浮かんでおり、”麦わらの一味”は到着に大興奮で喜んだ。

だが、喜んだのも束の間、サニー号の前に海獣の群れが憎憎しい形相で立ち塞がり、クラーケンに向かって

「何を人間なんぞに従わされてんだ！！」と叱り飛ばした。

しかもよく見ると、海獣の背には魚人が乗っていて、初対面のはずの魚人が”麦わらの一味”を知っていると言うではないか。

「よく知ってるとも・・かつて”アーロン一味”の野望を打ち砕いた海賊達。しかし、よりによって2年前、元”アーロン一味”の幹部ハチさんを庇い、あの憎き『天竜人』をぶちのめしたのも聞いている・・・。まるで我々の敬愛する『魚人島の英雄・フィッシャー・タイガー』の様に。
ハモハモハモ！！お前たちは敵なのか、味方なのか。我々”新魚人海賊団”の傘下に入るか、拒否するかどっちだ！？」と聞いてきた。もちろん、拒めばここで戦うことになる。

ナミは、のそ魚人の肩に入った”アーロン一味”の刺青を見て、顔を曇らせた。