【NARUTO×ONEPIECE】２ (ページ32)

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応答えページ32

「司法の塔」では、「正義の門」をくぐってしまえば海賊共は追ってはこれないと、ニコ・ロビンとカティ・フラムの護送を早める準備に取り掛かっていた。

「本島前門」では、この常軌を逸した奪還劇を、ココロさんとチムニーとネコが見ていた。

ココロ「んがががが、あいつらやる事なす事面白いねェ。常識ある奴なら、何があっても決してこの島には出だししねェ・・・。
見てなよチムニー。あいつらが死のうが生きようが、過去数百年誰一人出来なかった事に・・・この事件に世界中が驚く事になる。
この戦いが終わったら、あの麦わら小僧の名は・・・全世界に轟くよ」

ルフィは思いっきり息を吸い込むと、叫んだ。

ル「ローーーーーービーーーーーーン！！！迎えに来たぞォーーーーーーーー！！！！！」

その声は「司法の塔」にいる全ての者の耳に届いた。
ロビンにも、フランキーにも、スパンダムにも、そして『ＣＰ9』にも。

驚いたスパンダムが窓から「裁判所」を見下ろすと、動力800を超えるブルーノが倒されているではないか！！！
スパンダムは大至急でルッチ達を呼ぶと「『ＣＰ9』に！！！”麦わらのルフィ”及びその一味の完全抹殺命令を言い渡す！！！！」と新しい任務を与えた。

と同時にニコ・ロビンを早急に『正義の門』の向こう側へ送ってしまう事を決定した。
にわかに司法の塔の衛兵達が準備にとりかかり、騒がしくなっていた。

フランキーは、険しい顔で黙りこくるロビンに話しかけた。

フラ「顔をあげろ、ニコ・ロビン。お前が仲間の為に呑んだ政府からの協定もあっさり破られたはず。
もう、あいつらの助けに応じてここを脱出するしか道はねェ筈だ。
なのにお前一人が、まだ何かから逃げ回ってるみてェによ・・・。
お前が目を逸らしてたら、あいつらお前を救えねぇんだぞ！！
・・・今からお前を”麦わら”に合わせる」

そう言うと、ロビンを連れて、残しておいたコーラエネルギーを最大出力にして「司法の塔」から「裁判所」が見える位置まで噴出して行った。あと一息、裁判所まで飛ぶエネルギーはもう残ってはいなかった。

ロビンの元気な姿を見たルフィはほっと安心して、笑顔をロビンに向けた。