【NARUTO×ONEPIECE】２ (ページ17)

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空島から「落下」したゴーイング・メリー号は、青海に勢いよく叩きつけられて相当な衝撃を受けた。
ある程度高度が低くなりすぎると、空タコの膨張がきかずにしぼむらしいが、それでも空タコに守られて、無事に青海に戻ってこれたことに間違いはない。

麦わらの一味は、海が青いことに懐かしさを覚えると同時に、白い海の夢でも見ていたかのように思えた。
空は高く、遠かった。

ナミは空島から持ち帰った古代ウェイバーの試し乗りをし、ウソップは空島から持ち帰った「貝ダイアル」が地上でも使えるかを確認していた。
そして、空島から持ち帰ったもう一つの物・・・黄金のお宝の山分けだ。

ナミはこの黄金の金を使って、ダメージの蓄積したゴーイング・メリー号の本格的な修理が必要だと提案し、全員一致の賛成となった。
そしてルフィが提案した。

ル「だったら、船大工、仲間に入れよう！！」
これにも全員一致の賛成となり、一味は船の修理が出来る島を探すこととなった。

麦わらの一味が新しい旅に出発した頃、ジャヤでも新しい道が開けていた。
モンブラン・クリケットは決意した。
400年間探し続けていた黄金郷が空にあることがわかった以上、黄金郷探索は打ち切りだ。
ショウジョウとマシラをはじめとするサル山連合軍の皆に向かって言った。

「おめぇら今まで本当にありがとう。おれなんぞの夢に何年も、よく付き合ってくれた。
なァおめぇら・・・次ァどんなロマンを追いかけようか」

これにはサル山連合軍は歓喜の雄叫びをあげた。
黄金郷は見つかった欲しい、だけど、本当に見つけてしまった時、モンブランとの絆が切れてしまうのではないか、とサル山連合軍の皆は、一抹の不安を抱えていたのだ。
でも、おやっさんは次のロマンを追いかけるつもりだ。
サル山連合軍は、そんな熱いおやっさんがやっぱり好きで、どこまでもついていこうと心に誓った。