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ジンベエは、改まって彼女に話しを切り出した。
ジン「東の海(イーストブルー)」にて、アーロン一味の暴走を食い止めてくれた者達に対して、わしは深く感謝しておった!!お前さんらなんじゃろ?ありがとう・・・!!!
同時に謝罪もさせて欲しい、11年前、アーロンの奴を「東の海」に解き放った張本人は、わしなんじゃ!!!」
その話に辛い過去を思い出したナミを庇うように、サンジが口を挟んだ。
サ「昔、おれとルフィさんがはじめてジンベエの名前を聞いた時も、ジンベエは七武海加盟と引き換えに、とんでもない奴を「東の海」に解き放った、と聞いていた。だから2年前の新聞で、ルフィさんとジンベエが一緒にいるのを聞いて驚いたよ。ジンベエって奴はアーロンの黒幕のような存在だと思ってたからな。話次第じゃお前を・・・おれは許さねェ!!!」
ハチ「本当だジンベエさん・・、おれ達はその娘に謝っても許されねぇ傷を与えている・・・・」と肯定した。
ナミの脳裏をよぎるのは、謝られても取り返しのつかない悲劇だった。
幼い自分とノジコを拾い、精一杯の愛情で育ててくれたベルメールさんが、アーロンによって目の前で射殺され・・・・、そのアーロンの部下として狭い部屋に閉じ込められて海図を描かされ続けた子供時代・・・・、村を買い戻すためにたった一人で海賊相手に泥棒を働かざるを得なかった日々・・・・・、それでも村の人達の命の為、アーロンの元へと帰らねばならなかった・・・。
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作者名:WinWin | 作成日時:2021年4月1日 13時