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海軍の「計画」実行の指示に、七武海達も戦闘を一旦中断して湾内を離れる。
その計画を邪魔するのは、意外にもバギーだった。
バギーは中継電電虫を奪うと、全世界に自分の偉大さをアピールしだしたのだ。
自分がロジャーの伝説の船員の1人、四皇赤髪のシャンクスの兄弟分の大海賊であることを。
その時、連絡がつかなくなっていた「大渦蜘蛛のスクアード」が白ひげの元へ現れた。
白ひげ「おれも出る!!こっちも一気に攻め込む他ねェ!」と言うと、
スク「そうですね、俺達全員あんたにゃ大恩がある。白ひげ海賊団の為なら命もいらねェ!」と答えた、次の瞬間、スクアードはその手に持った大刀を、白ひげの腹から背を貫通させた。
「こんな茶番劇辞めちまえよ!!!白ひげ!!!もう海軍と話はついてんだろ?お前ら白ひげ海賊団とエースの命は必ず助かると確約されてんだろ!?おれ達ァ罠にかけられたんだよォ!!!」
スクアードは、自分の仲間達をロジャーの手で全滅させられた生き残りの海賊だった。深くロジャーを恨んで孤独でいたところを、白ひげに拾われたのだ。
ロジャーはスクアードの知っていたにも関わらず、エースの素性を隠し、仇の子だとも知らずに仲よくしていたのだ。白ひげがロジャーの子を、次期海賊王にしたいと思っていることも知らなかった。
そして、白ひげにとって特別な存在のエースを開放させる為、白ひげ傘下の海賊団43人の船長の首を海軍に売り、その引き換えにエースを救出することを、センゴクとの間で話がついていると信じ込んでいた。
「現に海軍の標的になっているのはおれ達じゃねェか!!!」とスクアードが叫んだ時、海賊達は自分の置かれている状況に我に返り、動揺が広がった。
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作者名:WinWin | 作成日時:2021年4月1日 5時