ルフィの物語 7 【ONEPIECE】 (ページ12)

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真面目なロッチは、不真面目なパウリーの行いを、ハトの口を借りてけなすので、腹をたてたパウリーが得意のロープアクションでロッチを投げ飛ばした。
だが、投げ飛ばされたロッチは、腕一本で悠々と衝撃を受け止め、その指は地面に食い込むほどに強靭だった。
ここの職人達は、いつもこんなレベルでケンカをしているらしい。

そんな強靭で変人な職人達だが、この造船所随一の1番ドックで"職長"を務める程の優秀な腕を持つらしい。
元々造船業が発達していたこの島には、7つの造船会社が競い合って技術を高めあっていたが、アイスバーグさんが天才的な造船技術で職人達を魅了し、7つの造船会社を1つに束ねて5年前に発足したのが、この1番ドック『ガレーラカンパニー』なのだ。

アイスバーグさんの造船に対する熱意と腕はすこぶる高く、職人達はもちろん、街の人達も彼を敬愛してやまない人気ぶりだった。

ル「ロブ・ルッチさんありがとうございます。おれの仲間になって貰えませんかね？いや、逆になれませんよね。だってね…」

彼女は頭を下げてお礼いいクスッと笑った。

彼は笑顔で断ろうとしたが「何が言いたい」とコソッと言われたから彼女は彼の唇を奪い「さァ…。あんたがよく知ってるんじゃんか」と言った。

その時、アイスバーグが彼女の所に来た。

「ところで、お前の船にはニコ・ロビンがいう女が？」

ル「いるけど」

彼女はニッと答えた。

そこへメリー号の査定に行っていたカクが戻ってきた。
カクは戻って早々、ルフィ達のメリー号大改修の夢を打ち砕いた。

メリー号は、船で一番重要な「竜骨」を激しく損傷しているため、ガレーラカンパニーの技術を持ってしてでも、治す事はできないと言う。
船の命ともいえる「竜骨」を損傷している以上、どう修理しても、次の島まで持つ確立は"0"であると言い切った。
逆に今まで問題なく航海できていたのが、奇跡的でもあると。